29.9.28 地方税って大変なんだね。29.9.26の政府税制調査会11回では、地方税の税収について学ぶことが出来た。
地方税は、税理士には専門家も少なく、賦課課税(行政側で計算してくれる)が多いので、重視してない人が多いよね。私も、地方税は詳しくない。
平成29年度予算の地方税収予算は39兆円。国税収予算は61兆円。あわせて丁度100兆円だね!ってつかいすぎじゃない?ほんとに、こんなに必要なの?必要なのかぁぁ?
話を地方税に戻すね。
地方税に詳しくない私ですが、クライアントは固定資産税などを毎年納税しているわけで、身近な税だよね。もっと、勉強しないとだなぁ。
1、固定資産税はおかしい
ところで、固定資産税はおかしい。固定資産運営のために道路や環境整備をしているんだから、というけど、それは住民税で負担しているよ。昔からある税収だし、「財産を持っている人」から徴収するから、不満を言いにくい。だからって、こじつけで課税してよいの?
固定資産税は、自宅や、貸付用不動産でも居住用なら1/6にしてあげるなどの配慮があり、農地にはびっくりするほどの優遇措置が当然ある。ので、もうもうもう、固定資産税のために借金せねば!!というほど負担感は少ないみたい。・・・この辺は個人的な妄想だけども。だからまぁ、配慮はあるんだよ。
けど、例えば年金暮らしのパッツパツで現金はないのに、知らない内に高級住宅街化した地価に応じた固定資産税の負担をする。嫌なら売れという意見はもっともだけど、生まれ育った場所で暮らして死にたいよなぁとか思うと、違和感があることもある。
2、固定資産税の税収事情
総務省の人が報告するには、
「固定資産税は、毎年の納税額がだいたい同じくらいだから、引き落としの人がほとんど」
「固定資産税は、毎年の納税額がだいたい同じくらいだから、景気が悪くなると途端に滞納が増える」
「固定資産税は市町村税で、全国合計で88億円なり。市町村税の42%を占める重要の税収」
なるほどね。知らなかった、勉強になったよ。固定資産税がなくなっちゃうと、市町村税の42%がなくなっちゃうんだね。でもね、税収不足と課税の公平性とは関係がないの。
・税理士は体制の下請け?
お金が足りないから、どっかから調達しようという考え方は、税理士にはない。
調達手段の下請けとして、課税の公平性を税理士に考えさせるというのが、税理士に押し付けられた職務なんだろうか?
なにそれ、会費払って利用されるとかマジかよ。いっそ、全ての税理士を公務員にして、給料をくださいませ。
3、個人住民税は徴税コストがかかる
地方税では、事業主に対して、住民税の特別徴収をお願いに行っているみたい。普通徴収にすると、途端に徴収率が悪くなるんだろうか?
負担すべき住民税を納税しない人が悪いよ。それは、ちゃんと納税しなければならないよ!生活苦であれば、その旨相談に行けば、納税計画などの相談にのってくれるよ。だからといって徳政令による住民税の踏み倒し制度はありません。
だからこそ、苦肉の策で事業主に特別徴収を強制してきているという事情は分かった。滞納者の管理コストは、ちゃんと納税している人が負担するコストだから、ばかばかしい。
でも、従業員の税務関連が事業主に通知されてしまうし、事業主に徴税コストを押し付けてしまうし、住民税の特別徴収制度は、納税者にとってベストと言えるの?
4、住民税の源泉徴収(しつこい)
解決策があるよ!
住民税に源泉徴収制度を採り入れちゃえばいいんだよ!源泉所得税みたいに前取りすればOK。年末調整は、税務署にしてもらえばOK。一定の時期に、ほっといても課税庁から住民税が地方自治体に振り込まれたら、徴税コストいらないじゃん。
公務員は、仕事量が減って浮いた時間を、住民サービスにあてて、残業しないで定時に帰り、ビール一杯多めに飲んで、地元の経済の活性化に寄与してもらいたい。ハイボールも可