29.12.7 経済世界研究会の第6回というものに参加してきたよ。@川崎市多摩区
・今回の収穫
行って良かったなあと思うことはいくつもあったけど、
講師が「ボクが話している途中でも、分からないことがあれば聞いてください。遮ってもらって構いません。分からないまま進むと、結局分かりませんから」
と言っていたのがとてもよかったなぁ。こういうのは、普通の講師は怒るからね。珍しい。勉強に来ている生徒の意見を聞きながら研究会を進めたいという意思表示は立派。勝負して来てるね。自信がなければできない。
ありがたい。けどできれば、大人数での研究会だと質問は申し訳ないよね。
・・・といっても、どう聞けばいいのかすら分からなかったりして・・・。
「時代によって、戦略は変えていい。デフレ時には社会主義的な方針であったり、インフレ時にはマーケット重視な方針にしたり、です」には拍手~。私も見習わないとね。
昨日までひたすら続けてきた主張を、時代に合わせて変えるのは勇気がいるよね。でもやらないとね。
普通だと会えないようないい出会いがあり、感謝よ。仕事に結びつくのかは分からないけど・・・。
違う分野の人の話は、ためになる。
・研究会。まずは批判から
まずは政府批判から。あるあるだよね。数字がおかしい、を羅列するんだけども、講師の作ってきた数字も怪しいもんです。
数値から導き出す「結論」は、実は「結論」から数字を探しているに過ぎないこともあるよね。
で、「正規雇用を増やすべきだー!」には賛成する。
・デフレ、株価、国債発行
デフレ、悪い。には疑問。確かに、飼いならされてしまっているのかもしれないけど、今の1万円が将来の2万円相当の価値をもつなら、今のうちに貯めておく方がいい。
ただ、デフレだから投資、という考えであれば、安全性の高い投資にすべきね。
ホントの投資は、なくなってもいいお金をつぎ込むべき、というのが私個人の投資方針。
海外投資家の動向に左右される株価ですが、実は7割が国内資産なんだって。海外投資家は、デイトレに近いことをしているだけ、ということね。勉強になったわ。
実質GDPと名目GDPの違いが分かりません。分かりやすく説明してくれたよ。りんごに例えて、一見簡単に説明していた。
持ち帰って何度も読んで思い出して復習したけど、実質GDPは理解が難しい。
「国債を発行してお金を流せばオールオッケィなんだぜ」理論は理解できない。借金すべき?イヤだなぁ。
「国のお金と家計とごっちゃに考えている人がいます!」(はい、私ですが、なにか)
「全然違うんです!こうでこうでこう。」ふーん。決め手に欠けますね。いまいち。
・ぐろーばりずむ。
グローバリズムが分かりません。どうやら、「国家や行政の手助けはいらぬ、マーケット主導で頑張るの」という考え方のようで、国防、という考えがないらしい。
そういえば、憲法の授業でもあったね。国が出しゃばってくるな、という考えと、国がなんとかしろ、という考えがあると。
今、流行(?)しているのは「国は出しゃばってくるな」らしいけど、国民は「国がなんとかしろ」という意見を持つ人の方が多い感じがするけど?
・国際情勢。わかりません
トリクルダウン(シャンパンタワーの一番上の富裕層の税制優遇をすると、グラスからシャンパンが溢れて下の方のグラスも満たされていくという考え)は起きていないらしい。
金持ち優遇をすれば、貧困層にも波及するという考えなのかもしれない。単純に、「シャンパンが足りません」という話?ちょっと難しい。しかも、これはアメリカの話。
宗教観も文化も環境も何もかも違う外国と日本を比べてもね?
・国際情勢から起こりえる日本のリスク
うーん、聞けば怖いけど、国内から湧きおこる百姓一揆みたいなものは、ちょっとないと思うな。煽りすぎじゃないの。
ぽぴゅりずむ、も難しい。反マスコミ、反エリート的なこと?うーむ。分からない。
「ポピュリズムとは~」ではなく、「こういうことがあって、こういう考えがある。これをポピュリズムというの」の順番でお願いしたい。
・・・ま、どっちでも分からないねっ。どんまい。
・感想
政治家の話は分かりやすくて面白い。
今回の講師は、数人の需要でも研究会を開催してくれるみたいなので、経済や社会情勢、日本の未来像などを勉強したい人は、一緒に勉強しましょう!開催するから連絡くださいね。
話の内容の多くは賛同できないんだけど、違う意見の方が自分の考えの幅が広がるからおもしろい。