補助金ビジネス考

補助金のように、税金が出ていく仕組みってビジネス化されており、専門家報酬を負担できるお金持ちや比較的時間がある人にしか行き届かない。

本当に補助金が必要な人のために、みんなの税金を使うべきなんじゃない?

所得要件を設けるなどの規制が必要なのかなとも考えたけど、補助金ビジネスで食べている人たちとの知恵比べだと分が悪いよね。対応部分のコストがもったいない。

こうして今日もどこかでプア層があちこちから搔き集めて握りしめたくしゃくしゃの千円札で納税した税金が、書類や適用要件をバッチリ揃える金銭的時間的余裕がある人のお財布に入るとしたら、残念よね。

まったく、何が所得の再分配機能だよ。

・・・傍から見たら、私も税理士であり納税者の権利を主張する立場にあるので、「あんたも広義の補助金ビジネスだ」と思われるのかもしれないなぁ。

 

スパコンの補助金をもらって書類偽造で社長が捕まった事件があったね。再発防止のためには何らかの行政側の工夫が必要なんだろう。

公平性を保つために証拠書類や適用要件を複雑にした。だから、本当に補助金が必要な人が補助金申請するハードルが上がってしまい、諦めてしまうケースがあると思う。

うーん。

どうすりゃいいのかなぁ。

とりあえず、認定支援機関である私は、独立行政法人中小企業基盤整備機構に上記の点について要望しておいたわ~♪

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。農業経営アドバイザー試験合格者。認定経営革新等支援機関。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。