30.8.3 かつての東京国税局へ行ってみた。廃墟感が…
・元東京国税局の廃墟感(建物)
私が税理士試験受験生だった平成26年あたりまで、税理士試験の申し込みは大手町の東京国税局で行うことが出来た!
今は受験申込は郵送のみになっているよね。
当時の心配症は私は、「本当に受理されたかしらん?受験地はどこかしらん?クロヤギさんに食べられていないかしらん?」と不安な気持ちを無くすため、精神安定のために国税局へ行って提出してきたよ!
受験番号もその時にゲットできるし!受験地もその場で分かった!
提出の列に並ぶ受験生たちは多くはピリピリしていて、わかいやつがキャッキャ言いながら列に並んでいるのをイラつきながら見ていたもんだ。
余裕がなかった!だって、必死だったから!こちとら、人生かかってるから!
受験の申し込み受付の場所は、エレベーターを過ぎたすぐの場所。
手前のドアから入って、提出し、奥のドアから出て待つんだよ。
・受験申込書提出の廃墟感(追憶)
提出の場所ではバイトさんが対応していて、受付の奥で大学生みたいな臨時バイトがやる気なくだべっているのを見て、(こんな気楽なバイトに処理されるんか、この足で提出して受験票ハガキをもらって正解)とか思ったもんだよ。
初受験らしきキョロキョロしている人、不備の指摘を受けてその場で書き直す人、印紙を持参するだけで貼り忘れる人、ベテランな感じの人など、色々いた。
提出後、ハガキがもらえるまでの間、しばし待つのだけれども理論ノートが頭に入ってこないし、他人の事ばかり気になっていたもんだよ。
色んなこと考えすぎて心配ばかりして、毎日が落ち着かなかったな。本試験の数日前なんてそりゃ~もう事件ですよ。もう、2年経つんだ。
・税理士業界の廃墟感(外部環境)
税理士業界は人気がなく、従業員も受験生も減っているんだって。そりゃそうだよ。
儲からない上にリスクだけがどんどん増えていく。仕事なくて魂売る人もいるし。他業種(たまに同業者からも)に利用されるだけの資格なのかなってこともある。
今だと、税理士はAIに食われるとか言われている!マジかウケる、と思っていたけど、本当に代替えできる仕事しかしていない税理士が結構いることを知る・・・。
なんか話が噛み合わないと思うのは、単なる数字の転記しか行わない事務員税理士が大多数だったからなんだね。(私は業務遂行上、事務員もやるけど。)
外部環境は変化しているのに、税理士は手入れされずに錆び付いたまま。
・税理士業界の廃墟感(内部環境)
税理士業界はムラ社会で、権威主義で、頭が固い人がたくさんいるんだよね。
年齢層が高いだけではなく、業種の特殊性もあるので、なんでもかんでも新しいことに飛びつけないのは仕方ない。
でも、「革新的なことやってます感!」は出したくて、35歳未満の税理士との接点を増やすらしい!
そういう税理士会の折角の試みがある一方、若いヤツを服従させたい人はたくさんいる。
過去の栄光にしがみついて変化に対応できないっていうベテラン税理士には困っちゃうんだよ。
結局は世代論争になり、気に入らない若手を潰しにかかってくる人は多少いる。
あのー、税理士会の役員さんたちは、若いヤツ増やすのもいいけど従来のベテランの教育も同時進行でやってもらわないと。若手を特攻隊みたいに利用しないでもらえます?私の仲間が減るじゃん。
そろそろ、税理士の中の人も、新しく「ペンキ塗り直し」を受け入れるべき時なのか。風化して崩れ落ちるのを待つか。
各自の好きでいいんだと思うんだけど、邪魔しないで欲しいんだよ。
・求む!廃墟マニア
けど、いずれベテランはいなくなるわけですから、あなたが消耗品に徹することはない。
今からぶつくさ言いながら、我々若手税理士の未来を一緒に作って行こう!