2019.8.28 今日は代々木にて、税理士法の勉強。THE 憲法と税理士 というタイトルで。
税理士は税金の裁判官、というのはどう!裁判官は税金に詳しくないのです。それでいいのです。税理士がサポートします。日当をください。
・税務代理を説明ス
税理士の仕事は、全部で3つ。税務相談、税務書類の作成、税務代理。
中学生に対して税理士の仕事を説明した時(職場体験事業というものを行いました)には、このように説明を致しました!そして、難しいのは税務代理の説明、だったわけ。
私は中学生に対して、「税務代理とは!」と講釈を垂れたわけですが。
具体的には税務調査の話と、ダミーの再調査の請求を行った。
税理士の職場体験の一環では、毎回税務署は全面協力をしてくれているの。
私は税務署の会議室で、中学生たちの前で税務署長に対し、ダミーを税務署で税務署長に提出して見せたわけですよ。
税理士は税務署に対して、きちんと事実を説明することが大事である、正しいことを相手に伝わるように説明するのが税理士の仕事だ、という話の展開をした!
が、場は凍り付いたのであった。時代が追いついてない。
・税務代理は誰に対して行うのか
話しが逸れたけれども、税務代理という内容について、私が思っていたことと今日の先生の話とはさほどズレていなかった。
私の思う「税務代理」は、納税者(クライアント)の代わりに説明を行うこと、という解釈。誰に対する説明であるか、については、納税者(クライアント)以外の国民に対する説明、という解釈。
税金は、あなたが正しく払わなければ、他の人が負担することになる、と私は思っている。だから、脱税については厳しい。それを取り締まる税務署などの課税庁の役割に、私は期待するし協力もしたいと思っている。
だから、「その出費は経費です」という説明は、クライアント以外の、そこらへんを歩いている市民が納得できるようなものであるべき。でも、自分の生活のすべてを「そこらへんの市民」には言いたくないので、税務職員や裁判官(裁判は公開されるけど、論点が違うのでスルーね)に説明しているって感じ。
私の感覚では、納税者VS税務署、という発想に欠けているのかもしれない。(最初はそう思っていたけど、川崎西税務署の人たちの感覚を聞いて自分を是正した。)
税務署に対して税金を上げている訳ではなく、彼らが窓口になっているだけなので。まぁ、中には自分が偉いと勘違いしている職員もいるよね。そこは諭していきましょうよ。税の専門家は税理士なのですから。税務職員の面倒もみよう。彼らにしか出来ない仕事には、協力をしたい。それは、市民の利益だから。
うーんとまとまりがないんだけども、
・税理士の補佐人制度
今日は、税理士が補佐人として裁判所に出廷できますよ、という話を聞き。弁護士のエスコートが必須とは情けない、という意見はベテラン税理士がよく言う話。
わたしは、法務の専門家は弁護士なのであるから、税理士法2条2の税務補佐人制度はこのままでいいと思う。
勉強すれば裁判所で代理人になれる、とはとても思えないし、どうしてもどうしてもなら、資格内資格にして、うんと難しい司法試験レベルの試験にしてほしい。相手にする裁判官が困るでしょ。
裁判の傍聴に何度か行ったことがあるけれども、新米の高齢弁護士が裁判長を困らせている場面を何度か見たので(「私はちゃんと学校で勉強をしたのだ!」とシルバー弁護士が怒鳴っていた。情けなかった)、税理士が裁判所で税務代理人として出廷して、傍聴人の失笑をかうような事態は避けてもらいたい。
なんとなく、一部のベテラン税理士のエゴな気がするの。税務訴訟なんてそんなにないんだからさ~。
・税理士は税金の裁判官たるべき
そこで!私はひらめいた!
税務裁判は、税理士が裁判官をすればいいのにって。それに、(前から言っている)不服審判官を税理士が非常勤でやればいいし。
税務裁判官も1人は税理士の臨時登用すればいい。裁判員裁判ってのがあるじゃん?一般市民が裁判官へ、民間の気持ちを伝える制度。あれです。
税務裁判では、裁判員に税理士登用すればいいじゃん。(税理士を続けながらやりたい。基、どうかやらせてください)
税理士は、納税者だけの味方してよいのか。税金はみんなでシェアするものなのであるし、税の使途はみんなでシェアするものなのであるから、税理士は、クライアントだけではなく課税庁のはなしも聞いた上で公正な立場で見解を述べれば良い。
もし私が税務補佐人として税について見解を述べるとき、クライアントにも課税庁にも偏らない立場でものを言うべき。
税理士は、税金の弁護士である、と私は言ったことがある。税理士には利益相反がないよね。理由は取り扱うのが税金だから。みんなのものだから。
税理士は、税金の裁判官であるのかもしれない。
今日の研修会では、そんな風に思ったんだ。