2019.11.3 スマート農業が普及化するのであれば、農地は国有化すればよい。
無人化システムを始めとする、労働力に頼らないスマート農業の技術革新がめざましいよね~。
国家予算もしっかりあるんでしょう、技術の輸出のためにもデータ収集に余念がありません。
農地は私有財産でありながら農地法という強い法律の制限があるよ。自作農主義といって、「自分の畑を持たせれば一生懸命耕すであろう」というのが農地法の趣旨。
農地法の束縛があるから、農地に関する税制は農家を優遇しているように見えるのかもしれない。けどさ、儲けも出ないし自由にならない財産って、私有財産と言えないよね。
さて。
農地法の束縛があるのは、農業継続を強制されていたからなんです。農地は、ざっくり言うと農家以外に売れないの。なぜなら、農地は農地利用を強制されているから。(例外もあるよ!)だから、農地は税金がめっちゃくちゃ安いの。
スマート農業が当たり前になると、ボタン一つで(は言い過ぎだけど)農作物が作れてしまう。それは、汗をかかずに儲かってしまうということです。
ということは、スマート農機具を補助金でゲットし、遠隔地でも農作物が出来てしまうようになれば、農地税制で農家を優遇する必要性ってないんじゃないか?
アパート経営よりラクチンになってしまうんじゃない?なんせ、スマート農機具が貸与されれば、投資が不要ですもの。
そうすると、農地を持っている家に生まれた人だけがラッキーになるんじゃない?持つものと持たざる者の公平感を保つため、相続税で富の再分配をしているのが現在。スマート農業を行う農地と、手作業農地との間に、不公平が生まれるよね?
だとすれば、今から畑作放棄地を国が安価で購入しておき、スマート農業のデータ収集につとめ、収益を産めるような認定業者に貸し出せば課税の公平性が保たれるのでは?
以上のことから、順次、農地の国有化を進めるべきである。
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スマート農業には違和感があるんだよ。システムに対する信頼がない。出来ますコンテストになってない?
「手作りは心がこもっている」「自動化は心がこもっていない」は、わたしは理解できるよ。人に対する信頼から生まれる食の安全性という観点があるからです。
自動化の方が食の安全性が保たれる局面があること、分かってる。
わたしが言っている信頼ってデータじゃないんだよ。