マイントピア別子で鉱山観光!

2025.4.23 愛媛県新居浜市にある、マイントピア別子に来ました~!日本四大銅山の一つです。来たよ~。

JR新居浜駅からバスに乗り、やってきましたマイントピア別子!

マイントピア別子 – 新発見の旅を愛媛・新居浜・マイントピア別子で。

今回は観光に寄せて書きます~。

・別子銅山は有名な銅山です

別子銅山(べっしどうざん)は日本四大銅山のひとつです。三大銅山、と書いてあることもあります~。

1番は足尾銅山、2番は別子銅山、3番は小坂銅山、4番は日立銅山だそうです。日本の四大銅山を比較-4/「別子銅山」愛媛県新居浜市 : 大煙突とさくら100年プロジェクト

足尾でも日立でも秋田の小坂町でも阿仁でも、「別子銅山」の名前は出てきてました。足尾銅山から始まり、小坂銅山、日立鉱山、今回は別子銅山と視察してきたので、これでコンプリートした!

・マイントピア別子の由来

マイントピア別子は、由来記によると、

別子銅山の実際の跡地を観光レクリエーション施設として残すべく、別子銅山開坑300年を記念すると共に国の指定を受けた「ふるさとづくり特別対策事業」と、「産業基盤整備基金」(通産省)と、住友(一部分が木で隠れてて、忘れちゃった)地域経済団体23団体の出資による第三セクターによって、観光地「マイントピア別子」になったそうです。

これだけの施設を作るから、スポンサーがたくさん必要です。国からの助成だけじゃなくて、地域の団体も協力してくれたのがイイね。

マインは鉱山、トピアは「ユートピア(理想郷)」からとってマイントピアと命名されました。そうか~。

 

・料金と観光時間

マイントピア別子は、道の駅と温泉が併設されています~。

銅山観光は1300円で、トロッコ列車往復料金が込み。

東平観光する場合は1800円。東平観光は別記事に書きます~。

私は2時間も鉱山観光したけど、普通の人の観光時間はトロッコ列車の待ち時間も含めて60分~90分くらいかもです。

・トロッコ列車、乗車!

開運駅からトロッコ列車に乗車よ!(写真は幸運駅で撮ったもの)

先頭の汽車から最初の車両、カゴ列車(水色の護送車みたいなやつ)に乗車!(幸運駅に実物が展示されていたので撮影)

鉱山夫が使っていた車両を模している!狭いのがまたイイ!ね。

時代を感じよう!今日の風を感じよう!(写真はトンネルで)

橋で川を越えるんだけど、スピードを落としてくれるので車窓観光もできた~。

ほどなく、幸運駅に到着~。

・鉱山へ入坑!

鉱山観光へ出発!第4坑道の端出場から入坑!333メートルのフラットな道です。

連休直前の為、空いています・・・・。ぼっち入坑、変わった字体でお出迎え。肝試しじゃありませんぜ・・・・。煙害対策の四阪島(しさかじま)の歴史もしっかり勉強してきました!

展示は、ガチのものから分かりやすいものまでありました。

別子銅山を発見して、この銅山で労働者がどんな作業や生活があったか、という時代の編纂が分かりやすい展示があります。8つくらいかな。

当時の人たちの生活が知れるのってすごくイイ!

税金計算

「粗銅改め」(あらどうあらため)山役人が税金計算しているところです。

鉱山税の税率は13%だって!生産量の13%を幕府に納められていたらしいです!人件費や輸送費などの経費は差し引かないということです。。。

現代の感覚で13%って高いなという印象だけど、鉱山業はめっちゃくちゃ儲かっていたのでした。当時の他の税の相場が分からないので、根拠のない印象だけど。

なんと、令和の現在も鉱山税は存在しました。え~!知らなかった~。インターネット検索したら、千葉県いすみ市がヒット。いすみ市は1%の税率だそうです。

鉱山業の顧問先が出来たら、気を付けなきゃ♡

鉱産税は、採掘・運搬等の事業活動を行う際に生じる行政経費の負担を求めるという税金で、採取された鉱物の産出量とその鉱物の価値に応じて課税額が決まります。

標準税率は1%ですが、課税標準額が200万円以下の場合、課税される税率は0.7%となります。

鉱産税/いすみ市

風呂事情

別子銅山には共同浴場が昔からあったようです。足尾にも風呂場跡地がありました。坑内作業で汗だくになるから、そうよね。

風呂場の展示にあるのは珍しい~。貴重ですね。

NHKアーカイブで宮城県の鳴子温泉の映像を見たけど、昔は混浴は珍しくなかったようです。エー。やだなぁ・・・・。

明治維新の際に男女別の浴場にするように命じられたんだとか。外国人から、「信じられない!日本ヤバン!」と言われたんだったかな。

県民の風俗習慣・生活様式については、男女混浴の禁止をはじめ立小便、若者組、盆踊りなどを文明開化の時代にふさわしくない「悪習」としてその改善方を促す布告がしばしば出された。こうした風俗改善の指導や犯罪予防・人民保護に当たる警察も、明治八年(一八七五)に屯所が置かれて巡査が配備されるなど漸次整備されていった。

愛媛県史 データベースえひめの記憶より → https://www.i-manabi.jp/system/regionals/regionals/ecode:2/51/view/6656

私は銅山観光の後、別子温泉にトプンと浸かりに行ったのですが、確か、「いままでの10歳基準はやめて7歳からは男女別」のようなお知らせがありました。子供の混浴可能年齢って国の法律で決めているわけではなく、自治体が条例で決めているところが多いみたいです。へ~。

排水事情

連続スポイトみたいな道具を使って、湧き水の排水を処理していた展示がありました。息を合わせていたのかな、と思わせる展示でした。

この時代の前は、ハシゴを垂らして人がバケツを背負って人力で排水をくみ上げていた、ということを足尾銅山で知りました・・・・。

この先の「遊学ゾーン」で、排水作業の体験ができる!・・・・んだけど、機械の調子がよろしくなくて、排水が上がらずに水がビチャ~・・・・となってた(≧▽≦)

見学者の足元が濡れないように配慮されてましたよん。

当時の排水作業体験と、その水がどのように移動するかを見れるように作られていました!直ったら大事に使おう~。

仲持ち

展示では、仲持ち(なかもち)の説明がありました。マイントピア別子の入り口にパネルがあったねぇ~。仲持ち推し。

 

「遊学ゾーン」には仲持ち体験もあって、30キロの重さを背負ってみた!女性がこの重さの銅を背負って下山し、帰りは生活用品を背負って上ってくるみたい・・・。

男性は50キロだって!ひぇ~。

鉱山ジオラマ

巨大なむかしの鉱山ジオラマがあり、ボタンを押すとトロッコ列車やゴンドラ(ロープウェイ)、鉱山夫さんたちが動きます。

山から鉱山を取り出して、鉄道やゴンドラで運ぶ、などの一連の作業が分かりやすくなってました~。

汽車やゴンドラが可愛らしいのいいね。ジオラマの労働者たちが、楽しそうなのがイイね。・・・・写真だと暗いからそう見えないかもですが笑

実際の空気穴のようなものもあった・・・・。見上げても外が見えなくて。クラクラしちゃうなぁ~。

「遊学ゾーン」では、ちょっぴりゴンドラ体験も出来る・・・・はずが現在は調整中。故障というよりも安全面への配慮なのかも。1人乗り、大人も乗っていいそうです!

ジオラマの先の映像VTRも見て来ました~。

トロッコ列車乗り場へ

遊学ゾーンが終わったら、鉱山観光も終わりです。

期間限定の謎解きイベントもやったけど!難しかった!解けず。どんまい。

トロッコ列車乗り場まで、外できれいな空気と山と川を満喫。

鉱害防止のアピール展示も見つけました。別子銅山の鉱害対策は、かなり努力していたような展示が多くありました~。別子銅山でも煙害は発生して、その対応としての四阪島の存在があるんです~。別の記事でアツく書くわ。

トロッコ列車の待合所にも展示があったけれど、ちょうど列車が来ました。旅ノートに記帳した♪

鉱山観光、2時間もいてしまいました。おもしろかった~!

さて、トロッコ列車で道の駅に戻り、昼ご飯だよぅ~。

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。農業経営アドバイザー試験合格者。認定経営革新等支援機関。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。