磐梯熱海 伝説と温泉

2025.10.24(11/5作成) 福島県の磐梯熱海に途中下車してまいりました~。ザブリと日帰り温泉、駅名の由来・萩姫伝説を学んできました~。安積疏水の丸守発電所もありました!

磐梯熱海駅で途中下車

猪苗代湖遊覧船乗船の目的を達し、混雑する磐越西線、渋る夫の手を引き、磐梯熱海駅で途中下車します。

ようこそ「萩姫の湯」磐梯熱海温泉へ | 福島県 磐梯熱海温泉観光協会【公式サイト】|首都圏からもアクセス抜群の温泉リゾート

気になってたから来たかった、来れて嬉しい♪まだ15時だからと僅かでも立ち寄りました!やった~♪

有名観光地感がありますが、15時過ぎに途中下車する人はまばらでした。この時期は紅葉だよね。観光アイテムが豊富で、急行も停まります~。

駅前に無料の足湯があります。駅建物内(入り口は別)にある観光案内所で足湯で使えるタオル100円くらい(150円だったかも?)で売ってました。

駅スタンプありますが、駅員さんにお願いして出してもらうシステムでした。

磐梯熱海駅の由来

磐梯熱海駅の住所は、福島県郡山市「熱海町」です。熱海と言えば静岡県の熱海が有名だから、私は思った!

「ハハーン。JRは同じ駅名を作らないから、信州中野のように、もともとは熱海駅だったけど県名をプラスして磐梯熱海駅にしたんじゃないか!じっちゃんの名にかけて」

駅名の由来について看板がありました。なになに・・・。

わたしの名推理、だいたいアタリ!源頼朝の名前が出て来ました( ゚Д゚)静岡県の熱海と、偶然の一致ではなく、人為的な一致だったんですねぇ~。武将の二男の伊東祐長さん、地元が恋しかったのか、自分カラーにしたかったのかな。

源頼朝の武将の工藤さんの子、伊東祐長さんがこの地を「熱海」と名付けたそうです。1189年、奥州平泉の藤原氏を征伐した源頼朝は、現在の郡山市(安積郡と安達郡)をご褒美として工藤さんにあげました。

工藤さんは、二男の伊東祐長さんにこの地を派遣して治めさせました。祐長さんは、故郷・伊豆の国と同じ地名を各地に付けたそう。温泉が湧くこの地に、海がないながらも「熱海」としたそうです。

この地名の由来をうけて、明治31年(1898年)、岩越鉄道(現在の磐越西線)が開通した時に駅名を「熱海駅」として開業。国鉄(今のJR)に移管後に、東海道本線の熱海駅と重複を避けて「岩代熱海駅」となり、昭和40年(1965年)に磐梯観光の入り口として「磐梯熱海駅」に改称したそうです。

萩姫伝説

磐梯熱海駅にプロモーション動画が流れていて、若女将3人が磐梯熱海の観光を動画で案内してくれます♪

萩姫伝説のことも語ってくれます。

磐梯熱海は美人の湯と知られているそう。(えっ!そうなの!今、知ったんだけど手遅れ?)

南北朝時代、公家万里小路藤房(までのこうじふじふさ)の一人娘である「萩姫」が病気になりました。お告げがあり、東北の方へ500本目の川岸に霊泉があるから、そこにつかれば病が治る、と!

萩姫さん、京都から東北へ500本目の川を目指し、なんと霊泉に辿り着きました!お告げ通りにつかってみると、病が治り、たちまち元の美しい萩姫さんに戻った、というのが萩姫伝説です。

その伝説にちなみ、磐梯熱海の近くを流れる川の名前は五百川と言われているそう。磐越西線の駅にも、五百川駅、あるよ~。

それで、、、磐梯熱海の皆さんが、何年か前に、京都から本当に500本目の川か、実際に歩いてみたそうです。( ゚Д゚) ド根性に拍手です!

なんと!500本よりちょっとオーバーしたものの、ほぼ500本目の川だったというミラクル!伝説、もしかして本当にあったのかなぁ~!

毎年8月9日・10日に、磐梯熱海で萩姫まつりを開催されているそうです。9日は、萩姫が浦安の舞を奉納するそうです♡衣装がすごくカワイイ♪

磐梯熱海温泉「萩姫まつり」 | 福島県 磐梯熱海温泉観光協会【公式サイト】|首都圏からもアクセス抜群の温泉リゾート

霊泉元湯

磐梯熱海の日帰り温泉、元湯へカラスの行水。タオル持参です!

2階に1100円で休めるというので!16時までだから時間がないけど、

ちょっとでいいから夫を休ませたい妻vsそんな僅かな時間で大広間を使うこと無いからと元湯さん

両者、取っ組み合いのやり取りに、夫が趣旨を理解してリングにタオルを投げ入れるかの如く、大広間を妻に断念させるという大広間事件(令和7年10月勃発)がありました。

帰りは16:17の鉄道に乗るから、時間がないからね!

元湯は創立1918年だそうです。温泉自体は昔からあり、1738年に二本松藩のお代官が浴舎浴槽を整備させたんだそう。江戸時代に宿もあったそうで、皮膚病に効く名湯の評価がありました。へ~。

元湯のパンフレットPDF→ motoyu-panph_2020.pdf

元湯は男女別温泉、脱衣室ロッカーはカギがかかるのもあります。お手洗いもある。昭和の洗面所が1つ、ドライヤーとか考えない方がいいと思います。

洗い場は1つのみ、出てくるのは源泉だそうで、ぬるめの水・・・・。洗髪する人いないんじゃないか。。。ちょい寒いでしたが頑張って体を流してお風呂へ!

おおお~♪あったかいお風呂の熱さ、ちょうどよい(*’▽’)

温まったら源泉ジャバジャバのぬる湯へ。ちょっと寒くなってきたな~と思ったら熱めの風呂へ温まり、と交互湯を楽しめました。

あ~。いいわ~。温泉のニオイあったかな?気にならなかったです。岳温泉は湯の花がふわぁ~とありましたが、磐梯熱海温泉の元湯は透明で、山梨県の塩山の温泉に近いかも。

丸守発電所

磐梯熱海駅に戻り、16:17の鉄道で郡山駅に戻ります~。

おや、山の斜面にちょっぴり見えるのは水力発電所?(鉄道の右顔の斜め上からちょっとだけ見えるそれです)

帰宅してから調べてみたら、大正10年(1920年)に運転を開始した丸守発電所(当時は大峰発電所と呼ばれていた)のようでした。人口増加からの家庭への電力供給を増やす目的で、と日本遺産HPに簡単な記載がありました。

丸守発電所|日本遺産

近代化産業遺産だって!大正10年!?すごいのがアッサリあるね~。

猪苗代湖からの水を安積疏水を通ってここまでひいてきて、水力発電で電気も供給したんですね~。壮大な改革ですね!

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。農業経営アドバイザー試験合格者。認定経営革新等支援機関。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。