できてない国税のDX!その後、国税の不審なメール

2026.3.13 国税を装う不審なメールのその後日談。

いつも私が言う、国税のDX化がケシカランという話です笑

・クライアントに注意喚起

先日の日記で書きましたが、国税を装って少額の支払いをさせようとする不審なメールがあると知りまして。

確定申告期にお会いするけれどメール連絡が多かったり、遠慮して連絡してこなそうな方、数人には個別にメールをしました。

「国税から、○○さんに連絡は行かないから!メールで税金を払えとかいう連絡は、払う前に私に連絡してね、ね!」

なメールをする、、、

「うん、知ってるそれ。わかってる、小野寺さんに連絡するから、大丈夫だよ」

な返事をいただいて、安心でした。あ~よかった。

・税務署でも注意喚起

今月、川崎西税務署に寄ったら、1階の確定申告書の用紙を置いてある臨時机に怪しいメール本文が印刷されて、ペタリと貼ってありました。

これこれ!注意喚起してあってよかったわ。

私もメールを確認したら、迷惑メールにありました。セキュリティソフトがあるし、自動で削除にしてるから知らなかった。(危険だから見ないです。メールを開いたことが悪い人たちに分かるかもしれないから)

・令和9年は用紙配布なし予定

税務署の配布場所を見て来ました。

来年から、確定申告の用紙は置かないと書いてありました。自分でインターネットから印刷して、だってさ!

コンビニで1枚20円くらいで印刷できるから自分で、と!

oh~

この先、税務署が無くなっちゃうのかな。

納税で自分のお金が減るのはイヤだけど、税務署がズルを見破ってくれるから税負担が公平な社会だろうという、国民の信頼はあると思ってます。わたしはね。

・かつては控えの返送してたけど

かつて(令和6年まで)は、税務署に提出用の申告書と控えの申告書を持っていくと、税務署は本人控えに収受印を捺してたんです。返信用封筒(切手貼)を添えて郵送すると、税務署は収受印を捺して返送してたわけですが。

もう、税務署の収受印は廃止になったし、

税務署に確定申告書も置かなくなるんだ。

・納税は国民の義務だから申告してた

お年寄りが頑張って医療費を集計して数百円の還付申告をして、手書きの確定申告書をヨロヨロと税務署に提出して。

収受印は提出しましたってだけの意味なんだけど、それでも毎年の達成感があったんだと思います。まちの人と並んで、「混んでた~」とかイベント感もあるかも。

確定申告は国民の義務だから、サボらないでやったぞ!という感覚の年金受給者は多いです。

税務支援にいくと、確定申告は面倒で混んでるしイヤと言う割には、「年金1か所で申告不要だから、今後は確定申告しなくていいです」と言うと、ガッカリする方もいたりする笑

・マイナンバー連携はまだ早い

確定申告書の配布をやめて、どう国税が考えているかというと。

スマートフォンが普及化したから自分でやりなさいってさ。マイナンバーカード連携は、まだそれほど簡単じゃない。まだ早い。スマホ苦手な方は、もっと簡素になるまで待とう。(やってみたい方はチャレンジ!)

スマホ申告をすると、申告書はデータがスマホに保存され、印刷物は送ってくれません。(自分の控えがいらない人はいいけどね)

スマホ申告して、申告書の本人控えは自分で印刷してくださいだと。自宅にプリンターが無くてもコンビニで印刷できるといっても、やり方が分かる人はいいけど、「は?ぐーぐるあかうんと??無い!(あるのに)」な人はたくさんいますし。

納税がある方は振替納税を登録すれば勝手に引き落としだけど、納付書は届かないです。(納税者が自分で支払いの手配をする)

・国税のDX化ができてない

メールやLINEだけで税務申告を済ませる時代を目指してるみたいだけど、こういう不審なメールに気が付かないで信じちゃう人はいます。

だいたい、「おかしいな」と思わない人を狙って悪い人がメールなりLINEなりをするんだから、、、それで、アカウントを乗っ取りをして家族や友達の連絡先を一気に知りたいわけでしょう。

そもそも、税務行政のDX化のはずが、納税者にDX化を押し付けするなっつの。納税者の利便性向上と言っておいて、納税者に不便を押し付けている

年寄りにスマホ買わせて、毎月の利用料を通信会社(ドコモやソフトバンク、楽天)に払わせて!操作を教えるのは通信会社にお金を払うんですって。電源の切り方すら覚えられない年寄りにスマホ持たせて、レアメタルが足りないと言っている。

別に、確定申告は書面提出でいいじゃん。自然減するんだし。それを、税務署が書面を内部処理すればよかったのに。

本人控えと納付書を自動郵送すればいい

国税が収受印を捺すパートが確保できないなら、

機械に通せば本人控えが印刷される仕組み(又はQRが出て、コンビニで印刷できるなど)を作ればいい。

本人手控えと納付書が自動郵送される仕組みもいい。(切手代は本人負担)

書面データを自動変換すればいい

納税者が提出した書面データを数字に変換させて国税システムに取り込めばいい。それがデジタルトランスフォーメーションであって、納税者の利便性向上に反しない。

(ついでに法人もみなし中間は振替納税しなさい!)

そう私は前から言ってるんだ!国税は、なにやってんだ!

 

体制側の見合いのコストを考えると、「書面提出を排除して、スマホできない国民を切り捨て」が効率的なのでしょうけれど、そういう合理主義を度外視すべき分野があるよ。

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。農業経営アドバイザー試験合格者。認定経営革新等支援機関。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。