2026.3.14 まだ終わっていませんが、令和7年分の所得税の確定申告お疲れさまでした!
令和8年3月15日は日曜日なので、翌日の3月16日(月)が令和7年分の所得税の確定申告の申告期限でした。所得税の現金納付期限も同日(令和8年3月16日)です。振替納税は4月23日。
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・基礎控除の拡大
令和7年の確定申告、大きな影響は基礎控除の拡大!でした。
「令和7年は、前回あった3万円の定額減税がないから、また納税に戻る予定・・・・あれ、、、税額ゼロですね」という案件がいくつもありました。
令和6年分は定額減税があり、その差を埋めるような形での基礎控除の拡大なのでした。
選挙結果の事情で基礎控除が急遽拡大
令和7年7月の参議院選挙で、自民党(石破政権)はすごく負けました。政治家の不透明な資金(裏金問題)で国民が怒っていたから、と私は思ってまして、トランプ関税への対応の遅れはニュースで問題視していたけれど、有権者はそんなに気にしてなかったように思いました。
国民にお金あげます、の公約を掲げても、有権者は自民党を選ばなかった。
それで、国民民主党が17議席を獲得し、多くない議席ですが自民党に頼まれて(?)協力する代わりに「年収の壁178万円」を目指して所得税の基礎控除をアップして国民への手取りを増やすんだ、と
急遽の追加で決まったのが所得税の基礎控除の上乗せ拡大です。
(住民税は基礎控除は変わらず43万円です)
年末の税制改正大綱に無かったのに、追加するという・・・・。現場の混乱は無視ですが、
いいんじゃない?税金は安ければ嬉しいし。
お金あげますの与党自民党が負けて、所得税の基礎控除を更に増やしましたの国民民主党が株を上げるのかなぁ、という気がしますが、いいよ!ね。
基礎控除の拡大、低い知名度
税務支援の肌感覚でしかないけど、基礎控除の拡大はあんまりピンと来ている方は少なかったです。「あぁ。。。そうなの?」な感じです。
年金受給の方の源泉徴収額が減少してゼロの方が多かったので、「え、医療費計算して来たのに、還付金、ないの!?」な事案をいくつも見ました笑
選挙は、お金バラマキで買えないんだなぁ、と思いました。なにが決め手なんだろう。
・特定扶養の扶養控除の拡大
人手不足解消のため、配偶者特別控除の拡大に続き、
令和7年は大学生がバイト時間を増やせるように特定扶養の扶養控除の改正がありました。
私は税務支援先で数件あった程度でした。
所得税法を複雑にしないで・・・・。
・予定納税の税制改正による減額承認申請
予定納税は、業績による減額承認申請がありますが、
令和7年(令和6年もだったかな)は、税制改正に伴う減額承認申請が可能だったので、
「申告のお知らせ」と見込みの予定納税額が違う事があり、一瞬アレ?と思うことがありました。そうだ、私が減額承認申請やりましょか、と言ったのに忘れてた。
(確定申告で精算されるから、減額承認申請は節税ではありませんから、勧めることはあんまりないです)
予定納税は、減額承認申請があるからだと思うけど、税務ソフトに予定納税額を金額手打ちなので漏れやすい・入力ミスしやすいです。
(去年の申告時に税務ソフトが自動計算してくれた予定納税額があるから、自動連動していると期待しますが、減額承認申請という存在があるので・・・・。注意喚起メッセージは出ません)
・株式は儲かった人が多かった
株式は税務支援先でもほぼ無し、損失を繰り越す方との遭遇はゼロでした。
(2割の税金が源泉徴収されるから、損失がない方・過去の損失を使い切った方ばかりだったんだと思います)
・不動産売買は、活況傾向だったかな
不動産の売買が活況、というニュースを見まして、不動産の譲渡所得の申告は毎年数件だけご依頼をいただくだけなので、弊事務所の感覚で「ご依頼ザクザク♡不動産の売買が活況だ!」・・・・ほどのご依頼はありませんでした。
(私はまだまだ不動産の売却の確定申告、受けてます!ご依頼を待ってます♡)
「ぜんぜん買い手が付かなくて・・・・(遠い目)」な声はなかったので、やっぱり不動産売買は活況だったのかな。
・消費税の基準期間はインボイス導入元年なので
令和7年は消費税の税務支援の当番が少なかったので、税務支援の取り扱い案件も少なかったです。
令和7年分の基準期間は令和5年。令和5年10月からインボイス制度導入です。免税事業者は令和5年9月までは消費税の割り戻しなし、10月からインボイス登録した免税事業者は10月以降は割り戻しあり、な複雑計算があります。
1年間の売上が1000万円~1100万円をゆらゆらしている事業所得、不動産所得で課税非課税が入り乱れる(店舗・駐車場貸付・居住用貸付)の場合の消費税はミスしやすいです。
例年よりもインボイスが始まった関係で、基準期間(令和5年)の1000万円判定(2割特例)、5000万円判定(簡易課税)に気を遣う令和7年でした。
令和8年は2割特例、R9、R10は3割特例
個人事業者は、次回の令和8年分の消費税申告までは2割特例、令和9年分・令和10年分は3割特例、の見込みです。(まだ令和8年度税制改正が国会で確定していないはず。令和8年4月1日から施行予定)
個人事業の消費税の納付期限
個人事業者の消費税申告の申告期限は3月31日(現金納付期限も3月31日。振替納税は4月30日)です。
・お疲れさまでした~確定申告!
所得税と一緒に消費税申告もしていると思うけれど、3月17日を過ぎたら、心が落ち着くので消費税はもう一度ざっと確認しようと思います!
わたしはひとり事務所なので、私が動けなくなる事情が発生したら、クライアントにすごく迷惑がかかる!期限ギリギリだと代わりの税理士が見つからないんだし!
仕事は前倒しを心がけ、キリキリやってましたが、ご依頼いただいたすべての確定申告を無事に済ませました~。
今年も無事に仕事を完了出来てよかった、ありがとうございました<(_ _)>
繁忙期でいくつもの案件が同時進行、1年ぶりの個人課税、毎年の改正点が多い慣れない所得税、ありえないミスをするのが確定申告期!
もっとも難しい税法、所得税法!乗り切ったわたしたち、えらい!