29.7.21 町田へ保険代理店のテストを受けにいったよ。
1、代理店登録する税理士に告ぐ!
保険屋さんの「先生でしたら、簡単に受かる試験です」は嘘だ!
騙されてはならぬ!
とにかく代理店登録させるための、甘言である!保険代理店の人を信じちゃダメ。
前日にトレーニング問題を見てびっくり。生命保険の歴史、保険の種類、保険の特長、暗記してないと答えられない引っ掻け問題。
慌てて、重要問題集だけ見たよ!ただ、保険の勉強にはなった。さすがに1時間程度の勉強では私のようなアホでは厳しい感じがする。見たところが出たから、ギリ受かるかな、という感じ。
税理士業務でカバーできるものといえば、税務の1問とコンプライアンスくらいじゃない。(ミスったけど)
マークシートで70点以上で合格。ひいきなし。
代理店さんからは、「え~?試験、難しかったですか?」と言われてしまいました。
契約・募集の手順とか契約転換制度とか保険制度の歴史とか失効復活、払い済み延長等々、どれも知らなかったよ。
2、代理店さんめ・・・
誰でも受かります、みたいな雰囲気出して油断させるの、やめてくださいよ~泣。印紙代15000円払って、契約書に実印押印して、試験の日は予定をあけるわけなので、ワンチャンスで合格したいんですよ。こちらの時間的な負担を考えて、
「税理士でもアホなやつは落ちますから、テキスト読んである程度覚えてね」と言っていただきたい。効率が悪いじゃん。
正直なところ、保険を販売したくて代理店登録する税理士は少数派だと思うんだよ。代理店さんは税理士を下請け扱いしますけども、税理士で100%全力の本気で生命保険試験の勉強するような人は少ないと思うのですよ。だから、「生命保険には詳しいですか?過去問解けます?出来なければ当日までに勉強してこいや。」と言ってくださいませ。
最低限、数時間の勉強は必要!
3、税理士が保険代理店をすることはよいのか?
よいことです。
税理士の保険代理店には、賛否両論あるよね。強引に加入させる悪徳税理士も世の中にいるんだろう。そういう魂を売った人は、税理士バッチを返せ!
納税者ごとの状況を詳しく知れるのが税理士だよね。いらない保険を売ってどうする。保険屋さんに頼まれても、税務メリットに乏しければ、その旨伝えないとさ。下請けになっちゃうのはよくない!
納税者にとって、保険が有用なケースである、将来設計の一環や税務メリットを伝えるのも税理士の仕事の一部と言えるんじゃない。提案はしても、どの保険に入るか入らないかは、納税者が決めるんだからさ。押し売りにならないように気を付けないとね。
保険の提案は、税理士はやるべきと私は思う。知ってて加入しないのと、知らずに加入しないのでは意味が違う。保険と税金は、切り離せないからね。補償の厚さばかりを強調しがちな保険屋さん(たくさん売りたいから)との仲介に入るイメージでいるよ。
税理士から提案があったら、それをたたき台にすればいいの。納税者が知り合いや好きな保険会社さんからも話を聞いて、自分で必要と思う保険を選べばよい。(といっても、保険によっては税理士が役に立たない)
自分の人生、自分のお金だからね!
単純に、相続対策などの出口戦略をたてる場合には、税理士を通すのが有効だったりする。それだけの話。納税者が他で契約してくれると気楽だけど、それでいいのか、とも思う気持ちもあり。又聞きだと、情報に信ぴょう性がなく将来計画が立てづらい。
以上により、保険の代理店を税理士がやることには、意味があることもある。