30.4.12 南鳥島で、レアアースの開発が出来たんだって?
・代替え材料の開発まだ?
3月に経済の勉強のために行ってきた東証IRフェスタでは、車両の部品メーカーがいくつか出店していて、私は聞いたの。
「あの~レアメタルって、化石ですよね?ということはいつか無くなっちゃいますよね?なのにバンバン使ってて大丈夫なんですか?レアアースが枯渇したら、御社の部品は製作不可能になると思いますが、代替え材料については議論されていますか?」
担当の方「え・・・。代替え材料についての社内議論は聞いたことがなく、業界の話題にもなっておりませんが、あなたナニ者?クレーマーですか?(ニッコリ)」
とのことでした。(単語のチョイスは盛っています)
ぬるいぞ。所詮大企業は、オーダーされたことだけぴっちりやればいいんだ。そう感じた2018年の春–。
・資源の保全という考え
ふと、天然資源って先日訪問した伊豆大島のような観光地の資源も含まれるよね。別ルートからの話題も絡めて考えると・・・。
例えば、砂金やヒスイを観光客が持ち帰ると、地元の資源はなくなっちゃうんじゃないかと。鳥取砂丘では砂丘の持ち帰りも禁止です。(水曜どうでしょう事変)
・屋久島のケース
「もののけ姫のモデルらしいぞー!」と観光客がたくさん来て、屋久杉の根を踏み荒らし、登山客のおトイレ不足で山が汚れ、獣害も発生した。多くのブームが起こる観光地は、税金を使って観光地投資を行い、万全の体制が出来たころ、みんな飽きちゃうという・・・。
屋久島の場合、外国人旅行客からも人気が高く、一時のブームは去ったけど依然として人気みたいだね。外国人経営者が運営するニセコと同様、屋久島観光地はうまくいったケースらしい。
・白骨温泉のケース
人為的な資源毀損ではないけど、白骨温泉は可哀想だったね。
新聞が取り上げた秘湯ツアーで急にブーム。天然資源だから実はあんまり白くないけど空気読んで忖度(そもそもこういう事態に慣れていない)し、入浴剤を入れて加温して観光客の期待に内緒で応えていたところ、「天然じゃない!」と怒られる。という事件が発生、人気がなくなる・・・ということがありました。
このように、観光資源は永遠ではないケースもあるよね。以下の参照論文は2015年2月に発表されている。
観光地におけるイメージ形成と資源保全プロセスに関する比較研究 → https://www.jstage.jst.go.jp/article/aija/80/708/80_351/_pdf
・枯渇する資源。再生可能を希望!
石油もそうだけど、レアアースもいつかは無くなっちゃうんだよね?
「南鳥島でレアアース発見して数百年もつよ、輸出も出来るしバンザイ」って報道を見たけど、本当にそうなの?だって、年金だって100年大丈夫って言ってましたよ?
いつかなくなる資源で時間稼ぎつつ、いつまでも安心してリサイクルできる、なくならない材料を開発してくれたらよいと思わない?充電式電池みたいな材料!
太陽光エネルギーや水力発電・風力発電も、そういう発想で出来たんじゃないの?で、チャレンジしたけど環境問題などの課題が出てきた。これから、どうすればいいんだろう。
いずれにしても、石炭をはじめ、枯渇する資源のみが頼りだと将来不安だよね。開発して、誰か~。
国立環境研究所 「枯渇する資源」→ http://tenbou.nies.go.jp/learning/note/theme3_2.html
・離島の領土問題
今回のレアアースが発掘された、南鳥島。どんな土地でしょうか、調べてみましょう。
小笠原村に所属する南鳥島は、昔は50人ほどの一般町民が住んでいたみたいだけど現在は交通困難地として民間人は住むことが許されていないらしい。補給が難しいからね・・・。現在は、自衛隊員や気象庁などの公務員のみが交代で常駐しているとか。
領土問題であーだこーだ言われてたのが南鳥島だったかな、と思っていたけど、「合計100億円かけた護岸工事」の島は、沖ノ鳥島でした。
ここは岩ではなく島ですし日本の領土だから200海里は日本の領土ですから!と日本は発言した。それに対して埋め立てを行ってものいいを付けられた中国が日本にものいいを付ける、ということがあったようです。
私には詳細がよく分かりませんが、レアアース争奪戦でもあったのかもね~。