30.5.10 横浜駅にて、火災報知機が作動してビビり、駅員さんのアナウンス最強だわと思った話。
1、横浜駅 火災報知器インシデント
東急東横線の横浜駅は、地下にあるんだけども。
私は自宅に帰ろうと横浜駅の改札に向かっていた。
エスカレーターを降りたら、明るいライトが嫌な感じで点滅している。嫌な感じ・・・点滅の長さが不愉快でそこにいるだけで不安になるような点滅。
警告音が電子音で鳴る。
警告のアナウンスが流れる。あらかじめ用意してある流暢なアナウンス。機械で作ったんだと思う。
「地下5階で火災報知器が作動しました。避難してください。」
「警告音」
えええっ
通行人の中には道の端に立ち止まり、改札を通るべきかどうすべきか見守っている人たちもいた。だいたい、15人くらいかな。
2、なぜ避難しないの?
警告に気が付かないのか、足も止めずに改札で地下へ電車に乗るために降りていく人たちがたくさんいた。
・・・・
地下で火事かもしれないのに!?
地下で火事の意味分かってる!?
もし、本当に火事だったら、人が多ければ避難するのが大変だよ!?
誘導するのは人間なんだよ!?
なぜ、火事かもしれない地下へ迷いもせずに向かう!?
・・・・・
わたし、怖くて一旦地上へ上がろうと階段を上がった。煙やにおいはないけど、万が一があるでしょ。
非常口の灯は引き続き嫌な点滅を繰り返し、消火器の赤いランプは点滅していた。
エレベーターは動いてる。ベビーカーを押したママは乗り込んでいる。
わたしだけ、過剰に心配しているのだろうか?
ももももしかして、私だけに聞こえるみたいな納涼話?ギャーッ!イタコに転職しようかしらん。
3、駅員アナウンスに安心
構内アナウンスが、ガサガサッという雑音から始まる。
駅員さんが、「火災報知器が鳴ったので、念のため現場を再確認しています。安全が確保されるまでお待ちください」
のんびりした口調だったので、ひとまず安心した。
警察官が数人、私を追い抜いて現場へ向かっていた。
しばらく、広い場所で落ち着かず待機。ううっ電車が止まったらどうしよう・・・。
ほどなく、駅員さんから、安全確認がとれたから大丈夫でした、と場内アナウンスがあり。
安心して地下の乗車口へ向かった。電車は少し止まったみたいだけど、動いてる。ダイヤは乱れたみたいだったけどね。
見慣れない腕章をつけた駅員さんが、事後処理を行っていた。
・・・。何もなくてよかった。
4、機械の警告はスルーされがち
わたし、思うんだけど、機械って使いようだよね。
機械の血の通っていないアナウンスは、反射的に危機を察知できない。なぜなら、感情がないから聞き流されてしまう。
避難訓練かと思ったし・・・。
これから、人間をどんどん機械で代用していくので、わたしたちは災害対策の危機管理についても動物的な危機感ではなく、機械のアナウンスの言葉の意味から読み取らないとならなくなるのか。
もし、駅員の生身の声であれば、外国人でも危機感は伝わるよね。
効率性を重視して、失ってきたものはいくつもあった。
十把一絡げに機械に任せるような風潮がある中、今回のように駅員さんの生身アナウンスで安心したという話でした~。
なんでもなかったからいいけど、平穏を当たり前と思わずに、先を読んで危機管理しましょうね!