次世代の農家は60代ってどう

30.5.27 日経電子版で、「コメ・野菜を自動栽培 農水省 自走農機など実験」とあります!なんとぉ~!

・記事のまとめ

記事を読んでわたしなりにまとめますと、

農家は人手不足

農業は作業がキツイ

地方に若い人に来てもらいたい

それには稼げるようにしないと。

だったら自動機械化すればよくないか?

とりあえず、2019年から人手募集~♪

って感じです。

・農業は機械化すれば効率的

単なる正論である。ほんと、食べ物の自給率はなんとかしないとならぬし、天候により収入が左右されてしまう農家は生活が苦しい。

肉体労働だから、人気もないし、朝早いし、お金にならないし、地方だと遊びにもいけない。

もうさ、機械で勝手に食べ物を作ってくれればよいんじゃないか、カップラーメンや菓子パンも工場で自動化してるんだし、みたいな考えも確かにあるよね。

うん、ほんと、農業は機械がやれば効率的なのだ。

しかし私は思う、例えば単純な「段ボールを持ち上げて移動させる作業」は体が疲れちゃうから自動化大賛成だけども、トラクターには乗って見守ってほしいとか思う。

収穫も、せめて一部は生産者さんが行ってほしいよ。せっかく、赤ちゃんから育てた野菜を嫁にやるのだから。

機械が自動で作った野菜はありがたみが少ないと思ってしまうんだよなぁ。こういう考えが農家さんを苦しめていることもあるみたい。うむむ。そうかもしれぬ。

・年寄りは地方に移住する?

現役世代は都会でなるべく高い給与をもらって厚生年金を会社に負担してもらい、年を取ったら地方で家賃などの生活コストを安く暮らす。

これって効率的なライフスタイルかもしれない。けど、多くのシニアは選択しないみたい。単なる計算機の上の効率的なキャッシュって側面しかないよね。

シニアになって、アクティブな人はいいけど友達もいない、閉鎖されたムラ社会の人間関係の中に突然入りこんで、同世代の人たちと話が合うのか不明だし。それに、孫と会えないし。病気になっても病院に行けないし。動けなくなったら買い物に行けない。(と、わたしのかあちゃんが言っていた)

やはり、年を取ったら、愛着のある場所に住み続けるんじゃないの。

それに、年寄りを地方へ移住させると、地方にお金がなくなっちゃうんだよね。徴税できる金額よりも高齢者に出費するお金が増えるからぁ~。

だったら、納税主体になり、生きがいを持ち、仲間が作りやすい環境整備されていれば、シニア層の地方移住はオール解決なのではないか。

・地方に若い人が来てほしい?

さて、地方では、若い人に住んでもらいたい。

そして、農地は担い手がなくて余ってる。耕作放農地増えた。

よっしゃ、若いヤツを下放(地方へ送る)だっ!の農水省の発想はまぁ分かる。

若いヤツ、農業はきつくてやりたがらない、だったら効率化して農機具を機械化して、若いヤツの好む「AI」だの{Iot」だの「ドローン」だのを利用して農業をラクして儲かる仕事にすればいいんじゃない!

の発想となりました。めでたし。が、今回の記事になるまでの流れだったんじゃないか、と推測いたしました。

・農家の新たな担い手は60代ってのどう

わたし、思ったの。

農家に新しく挑戦するのは、若い人ばっかりじゃなくて、リタイアしたての60代がいいんじゃないかなって。地方移住して畑作放農地で農業体験して小遣い稼ぎ。地域にもなじめるかも。健康にもいいし、農業所得で課税し、経済活性化になる。

60代でも、15年~20年間くらいは働けるんじゃないかな。

そんなにガシガシ稼げなくてもいいじゃない。

モノを作る喜びってあるよね。シニア層なら、人生経験もあるからじっくり向き合えるんじゃないか。

例えば地方以外でも、都市農家の生産緑地は、相続人が農業を継続しないと相続税がドサァ~とかかるので、「サラリーマン農家を余儀なくされる」場合もあるんじゃないか。

だったら、農業やりたい人に「特定貸付け」をすればいいんじゃないか・・・。

都市農家はごっそり稼げる大きな畑ではなく、こじんまりした畑であるので、リタイア後の60代あたりが半分社会貢献みたいに農業を行い、JAやセレサモス等で販売すれば、都市農家は残るのではないか?

特定貸付けは、役所的なものを通して他人に耕作するための農地を貸してあげることをいうみたいよ。納税猶予も打ち切られない模様。要確認だ!

・農業で金儲けは・・・

若い人が農業もいいけど、老後資金まで稼がなければならない訳だから、結構商才が必要なのではないかと・・・。

儲かる農業にするためには、広い土地と自動化が必要、都市農家のような小さな畑で稼ぐためには単価を上げるしかないよね。

単価の高い野菜って富裕層向けの野菜ってことよね。税制優遇を受ける都市農家が金持ち向けの高級野菜を作るって、制度趣旨に沿っているのでしょうか・・・。

だから、都市農家(特定貸付け)や地方農家の担い手は、リタイア後の60代もターゲットにしたらいいと思う。

農業は、誰でも出来る仕事でないよ。やはり、食べ物だから「生産者」の心意気がないと続かないみたいです。(おのでら調べ)

当たり前にあると思っている野菜に、もっと感謝しなければならぬね。

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。農業経営アドバイザー試験合格者。認定経営革新等支援機関。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。