土地の評価 固定資産税と相続税の違い

不動産の評価って、市町村から送られてくる、固定資産税の請求書に書かれた数字ではダメ?

建物は固定資産税評価額なのだけれども、土地はダメなんですぅー。

固定資産税評価額は、市町村が持ち主に課税する金額の基となる数字ね。

・ジャイアンかよ!な税の歴史

昔は税金は年貢米だったけど、

「お金で持ってこい」

という時代になり、

「(不作でも徴税したいから?)土地の大きさに応じてお金持ってこい」

という時代になり、

「庶民にも所得課税するけど、引き続き資産を持ってるだけでも課税する。文句ある?」

という現在に至る。

・固定資産税と相続税の課税価格

固定資産税評価額は、土地や建物に毎年課税する金額計算の基となる数字。

相続税評価額は、「相続した資産を今現金化したらナンボ」の金額計算の基となる数字。

建物は固定資産税評価額を「今現金化した金額」とし、

土地は「相続税独自ルールで計算した数字」を「今現金化した金額」とすることとしている。

・自分ルールはダメ

土地の相続税評価が大変だから、固定資産税評価額にしちゃえっエイっはアカンし、固定資産税評価額に割り増し計算すればいいと思ってる人もいますが、後からびっくりするからやめましょう。

特に、土地の贈与税関連は、後から本当にびっくりするから、税理士に相談してくださいね…

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。農業経営アドバイザー試験合格者。認定経営革新等支援機関。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。