30.8.4 税金には公共性(公益性?)があるから、税理士は普通の仕事ではない。
危険物取扱者って国家資格があるんだって。甲種・乙種・丙種に別れている。いっそ、税理士も、試験合格者は甲種・免除は乙種・登録のみは丙種に分けたらよろしい。税理士法の税制改正要望しようかしら!
・税理士は特殊な仕事
金儲け一辺倒とすることができないのが税理士の仕事よね。
税の計算をちょろまかせば、税金は安くなり、犯罪者となる。
許される範囲の経費を計上し、売上の漏れがないように申告するよね。
なんでかというと、依頼されてもいない、他の納税者のことも考えているからだと、私は思うの。
だから、税を扱う税理士の仕事は公共性がある!
・自分だけ金持ちになりたい私
憲法29条には財産権の侵害という法律があるんだって。
私有財産は国がぶんどらないけど、みんなのためならぶんどりますって書いてある。ぶんどりの代わりに補償するって書いてある。
補償ってなに?と考えたとき、「健康で文化的な生活がおくれるように社会インフラの整備が補償」とか言われたら、
「そっかー!私有財産がなくても、平和に暮らせれば幸せ」
という答えに行きつくのだろうか。
国民のほぼみんなが貧しかった頃、私有財産にこだわる人は少なかったのかもしれない。今、豊かな日本になって、平和に暮らせるのが当たり前になった。
そうしたら、欲張りになって、私有財産が欲しくなっちゃった。だって、将来が不安だもの。
・納税者の権利
税務署の行き過ぎた課税に対しては当然、詳細な説明をして理解を求めるよ。それって別に納税者の権利がどうのって話ではなくて普通のことだと思うのよ。
で、そこで納税者の権利ーッて議論て、当該納税者以外の人の権利について考えているのかな?という疑問が私の中で湧いてくるわけ。どういう場面を想定しているのか?
国民の権利って、憲法で保障(という言葉でいいのかな)されているんじゃないの?納税者って巡りめぐればほぼ国民でしょ?法人税がとか消費税ではって話はともかくとしても、だ。
・制度趣旨が大事
税金はみんなのために使うって考え方をスルーして、自分に都合の良い解釈をしてしまうと申告書がいびつになり、租税回避行為などと言われて裁判で負ける気がします。
制度趣旨を理解して、セーフなラインを判断すべきよ。