30.8.22 投資の必要性だの、投資で儲けたのスベったのという話題を見ていて、私は思った。「マインド」は作られていたんだ!広告やネットや口コミを通して、消費者は作られていたんだ。
1、世代別の価値観の違い
わたし、税理士になって色んな世代の納税者と話すことが増えたよ。
シニア層とミドル・若年層では、考え方の根本が違うなぁと思うことはあった。誰だって、自分が置かれた環境により優先順位は違うもんね。
ところで、シニア層は投資信託その他で随分損をしているのに、なぜ懲りずに続けているのか?
そしてミドル・若年層は、なぜ投資により資産運用せねばならぬと思っているのか?ちょっとのお金を投資に回して増やすことに腐心しているのか?
年金不信世代にも、程度ってもんがありませんか?副収入などで自分の資産を増やしましょう、とは私も思いますが、それは投資につぎ込めって話ではない。
ポッと出のインターネット口コミ広告に操られていませんか?
流行ってあらかじめ誰かに作られているんだよ!分かってて選んでる?
2、単純な人は投資信託のすゝめ
投資信託は、誰かに自分のお金を渡して、運用してもらって手数料を支払う、という仕組み。
その運用が儲かればあなたのもの、損したらあなたのせい。元本が割れる・・・なくなることもある。もちろん、儲かることもある。が、なぜかめちゃマイナスになったり(担当に売買をさせられる)する。運用する側は、リスクがないね?
販売する側は、ネギを背負っている利用者集客広告費(口コミ費)と毎年の固定費がペイすればいいし、積立型であれば毎月ほっといてもお金が入るのでウマー!
運用成績が損をしても手数料は一定であることが多い。元本もそうだけど、シェアと利用者情報も欲しいんでしょうね。
とりあえず、なんかしてる感を持ちたい人には投資信託はもってこい!
3、ミドル層の投資方針のすゝめ
販売側からの情報提供に踊らされていることに、気が付きましょう!
老後資金の運用のつもりであれば、手堅いものを選ぶべき。つまり預貯金を厚くする。
年収1000万円超の人の10%程度が貯金ゼロってニュースを見た!生活レベルを落とせない悲劇のせいって指摘があって、ほんとそうだな~と思うわ。
高収入の世帯は、教育費とか、かけられちゃうお金があるから。で、「教育費が高い!」「税金が高い!」というのは、この高所得者の層が多い気がする。(社会保障・消費税負担まで比較するとプア層と同率程度)
自分でしっかり貯めておいて、リタイア後に生活レベルを下げていく必要がある。これが大変だと思うわ。
プア層は生活力があるよね。節約生活が出来るから。
4、若年層の投資活動のすゝめ
若い人は、将来のために自分の投資を、とかどうのこうの言わないで、25歳くらいまでは遊んだら?
人生は長いし、何となくの情報に流されてみんなと同じことやるのって意味あるの?
わかいやつら、「自分への投資」は楽しく過ごすことよ。経済活動を学ぶのは、遊ぶこと。勉強は年取ってからやれば、「あ、あれが経済活動だったんだわ~」と学ぶことも面白くなるよ。
だから、投資のセミナーに時間を使って買わされるくらいだったら、友達と飲みに行けば?
5、「貯蓄から投資へ」
資産が流出してしまう投資は、なくなってもいい金額でやりましょう。
「儲かる!」とか、「みんなやっている!」とか、「知らないと恥ずかしい!」とか、「話題についていけなくなる」みたいな、感情に流され系の情報が多すぎる。必要性を冷静に考えて、体験したければまずは困らない金額でなさいませ。(個別株がおすすめ!)
「貯蓄から投資へ」という政府のスローガンですが、日本中の投資活性化で日本を景気よく見せたいわけなのです。配当や株式等売却益は課税ですし国にとっていいことがある。
政府が推す投資商品が普及化すれば金融機関の死活問題が回避。政府が推す電子マネーで情報吸い取って広告利用。
なんかやっぱり、わたしたち国民(歩兵)って大企業に利用されているだけななんじゃないか。大企業にお勤めできるのは、リッチ層の子なわけで、そうすると、、、
まぁいいや、明日は麻雀大会だから、リッチな税理士さんたちを飛ばしてくるんだ~♪