30.12.12 住宅借入金等特別控除の誤りが多く、会計検査院から税務署が怒られたはなし。
・金持ち優遇の住宅ローン控除
住宅ローン控除は、ローンが組める人にしかメリットがないし、支払う利息よりも多い税金を払わなくていいって金持ち優遇なのでは?
年末調整では事業主の資金繰りも圧迫するし、低所得者の庶民には恩恵がないのに税収は減る。
マイホームが売れれば不動産業界とローン会社、銀行が儲かって景気がよさそうに見えるから、なんだろうけど、マイホーム余ってるけど?
やめちまえ、住宅ローン控除なんて!
・迷走してませんか
消費税を増税するけど、マイホームが売れるように住宅ローン控除の期間を延長しちゃったら、延長した年分の税額控除分は税収が減るじゃん。増税する消費税額と比較したんですか?政治家って算数できないの?
財政健全化とか景気対策とか言ってますが、つぎはぎだらけに見えるけど?わたしがアホなの?
今ならマイホームがお得ですと国が宣伝し、身の丈に合わない高額なローン組んじゃって、乗り込んだ馬車がかぼちゃだったらどうするの。ガラスの靴かと思いきや、氷で出来た靴だったら、凍傷になるだけじゃないの。
・住宅資金の贈与税非課税との重複適用で
ニュースで見たよ。住宅取得等資金の贈与を受けた場合の贈与税の非課税の規定を受け、住宅借入金等特別控除の規定を受けた場合に、申告誤りが多かったんだって。
ニュースでは、「税務署がチェック漏れ」みたいな言い方をしていたの聞いたけど。
あのね!
税務署は、書類を受け付けるのが仕事で、最終的な税額を確定させる場所ではないの!
「わたしが間違えたけど、みやぶれなかった税務署が悪い」は屁理屈です。追加の税金について納税者が負担するのは当然でしょ。
もうさ、住宅資金等の贈与税の非課税もやめろ!
親から援助してもらえるようなお金がある家をひいきしているよね?低所得者には消費税を負担させといて、だ!
・申告納税制度の理念
所得税・相続税は、申告納税制度といって、納税者自らが計算して申告するシステム。
自分の納税する税金を自分で計算すれば、「こんなに税を納めている、しっかり使い道や課税方法をチェックしなくちゃ」な気持ちになるじゃん。
で、もしも税額を間違えちゃったらペナルティと追加の税金を納税する。(悪質なものは重加算)自分で申告できないくらい、税金が複雑な仕組みになっているのは課税の公平性のためというのと、政治家の権益のせいなんだけども。
そういった制度上の問題はともかく、「税務署が受け付けたのに間違えたなんて、なんなの」は、間違った論調であります。申告納税制度だから、税務署は提出された申告書は受付印は基本的に推すのが当然!提出日のスタンプしているだけだからぁ!
税金について、国民主権なのだから、税務署丸投げはよくない。税務署はあくまでも、申告書を受け付ける場所で、ズルを見張る役、と私は思っている。
だから、偉そうなのはダメ。ヘイコラするのもダメだ。最近の公務員は、過度に住民にヘイコラしている。特に市町村の役人!公務員の雇用主は住民という考えには疑問。
・他人に決められて、いいの?
しかし、この頃よく思うんだけども、民意は賦課課税(税務署が税金計算して、言われるがままに支払う制度)がよいのだろうか?
税理士は自分で計算できるから申告納税制度がよいと思っているけれども、複雑な税の仕組みについて、納税者はうんざりしているのだろうか?勝手に税額を決めて勝手に引き落とせ、と思っているのだろうか?
民意が賦課課税を望んでいるとしたら、いつか税理士が税務署職員になって、ただ税額を計算するだけの資格になるのかも、しれませんなぁ・・・。
え、計算は税理士ではなく機械が自動でやるんですか、そうですか・・・。機械は税理士と違って間違えませんから?そうですよねぇ・・・・。(ひんやり)
ちょっと冷えてまいりましたので、今日の話はおしまい。暖かい布団で寝よ・・・。