区画整理と組織~もちぬしに関する考察~

31.4.24 明日は、横浜にて研究発表をするよ!

お題は自由でよいので、「もちぬしに関する考察」としてみたわ。テーマが絞り切れなかったのもあるし、ちょっと考えていたこともあったので。ま、いいじゃん!

区画整理と、農地税制について60分ほどの研究発表を予定。

色々と関連したことが気になって時間ばかりかかる・・・・。

区画整理事業について発表しようと思ったのは、私の住む町が区画整理事業中だから。毎日、少しずつ壊されていく見慣れた街並み。

今日、通ったら井上印刷が壊された。戻ってきたら更地になってた。

ああ、年をとっていく人の荒廃していく気持ちってこういうもんなのかもとか思っちゃうよ。

区画整理事業は、ずーっと昔、50年くらい前から計画されていたんだって。もう、計画に参加した人は、亡くなってるんじゃないの?

でも、計画が進んでしまうのは仕方がない。だって、決まっちゃったんだし。これをまた一から決めなおしていると、ずーっとずーっと決まらないんだわ。

私は、3月15日に区画整理関連の説明会に参加し、4月20日の公聴会の傍聴も行った。まぁ色々と思うことはあった。

自分に振り返って見ると、税理士会に対する気持ちがそうだったなぁと思う。

「自分は構成員として、よりより街づくり(税理士制度)を提言するべきだ!」(自分なりに考えて総会などで質問をする)

「でもたまには自分のエゴ(若手が食える施策も考えてくれ)も入る」(懇親会で偉い人たちに貧乏を愚痴る)

「どうせ決まっていることなのだから、なんか言っても何も変わらないんだ!」(もう考えるのやめて黙ってた方がいいのでは・・・)

という心境であります。

区画整理に話を戻すと。

私は、区画整理により住み慣れた家を壊されてしまうなんて、財産権の侵害と言えるのではないか?いくら街のためとはいえ、本当に街の人の本意なのか?でも、それを言い出したら何も進まないし・・・。

まちのため、という美句って、軍国主義思想が残った全体主義的な気もする。どこまで、ひとは自分のワガママを言っていいのだろう?

とか思いつつ、区画整理の税務についてお話をしたいと思います。(税務なんて語るほどのことがない)

言いたいことは、税務じゃなくて「自分の果たすべき役割とはなにか」「公平感とは何か」ということです。

土地の所有者は地主だけど、土地はまちのもの、だと思う。だから、我々はまちを大事にしていきたいよね。

この税理士バッチは私のものだけど、税理士制度は、くにのものだと思う。わたしは税理士だけれども、一時期だけ制度を守っているに過ぎないのかもしれないなぁ。

(追記:税理士バッチはあなたのものじゃなくて、税理士会のものだよボソッとご指摘がありました。あ、そうだった・・・テヘ)

だから、私がいなくなった後も、将来的によい税理士制度であり続けるよう、考えて大事にしなくてはならない。

先祖代々の地主さんて、そう思っているのではないか。土地は、自分のものではなく、先祖からの預かりものって、思っているのではないか。

いいぞ!暑苦しい作文!ヒュ~♪

・・・最近暑い日があったのは、修造と小野寺のせいです。ごめんごめん

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。農業経営アドバイザー試験合格者。認定経営革新等支援機関。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。