2019.7.10 「人間里山主義」を読む。自伝のように読める、組織論、まちづくり、民主化、価値観共有、地域経済、哲学などなどが書いてある。おもしろいよ!
事業承継についても、話があり。
67歳で自分が創業したNPOを30代へと事業を譲った富永さん。
長池公園での読書会(仮称)では、事業承継の秘訣をお話ししてくれました!
なんかリアル・・・・。だし、創業者ならではの思いだったり、裏話的なことも聞けました。
聞けば「そっか、その視点か」ということなのだけれども、気が付かないよね。
そして、割り切れた富永さんてすごいし、承継した30代の人もスゴイ。
創業者と2代目では、役割が違うということも非常に勉強になりました。様々な違いがあった方が、うまくいくんだな、と。
色々書くのもアレなんでこのくらい。
私の経験を語らせていただきますと、築地では事業承継に苦労していた。
・・・・私はむかし、築地魚市場で仕入れ担当者として市場の現場で働いていたの。なぜ、私のような、かよわき若き女性(当時。いま、今も!)がゴリゴリの男性社会の築地魚市場で働けたのかというと。
事業承継のためだったんですよね~。
ベテラン職人のオジサンは、若手男性には仕事を教えなかったわけ。これでは職人技が承継されず、会社がヤバくなるんじゃないか、と思った三代目社長(当時40代)のアイデアで、女性を雇用してみようということになったらしい。
結果として、私は今、築地で働いていないので、結果として失敗だよね。
女性雇用で事業承継というアイデアは、当時はまだ時代に合わなかったってことなのだけれども。(今は普通にありえるので、社長の目の付け所スゲーなって感じ)
事業承継がヤンヤと言われているわけですが、そっくりそのままの事業承継ではなうても、部分的に譲るという手段など、貰う側に配慮してあげないと、後継者が事業を持続できないよね?
そして、貰う側に配慮って、創業者など譲る側からすると、我慢できないんじゃないかしら?
私にはその譲る側の辛さが分からないんだけれども。貰う側の人生が長いってこと、考えてくれると事業承継ってうまくいくのかもしれないね。
そうすると、親族内承継がベストで、他人承継って難しいんじゃないかしら。他人承継にするなら、すっぱり単なる事業売買に落とし込む方が早いんじゃない?
そして、経営者を雇えばいいじゃない!
ほら、ベンチャーとかでネット広告で人材募集しているじゃないですか。
「取締役募集」
そんな時代になったんだねぇ。まぁ、誰が取締役でも同じって仕事もあるんでしょうけどね・・・・。