2019.7.28 夫が、ノンフィクション番組を見て、感想を妻に話す。話は盛っています。
夫「今日、テレビ番組みてた」
なになに。
「去年、西日本で洪水があったでしょ。そのノンフィクション番組を録画していて、でカクカクシカジカ」
老夫婦が被災してしまった話。
ご高齢になったら、配偶者を連れて逃げられないケースはあるでしょう。
生き残る方は、救えなかった後悔をもって生き続けなくてはならず。
…
すっっごく悲惨だよね?
わたし、きっと耐えられない。心が優しいから。(誰も言ってくれないから自分で言う)
うう、もし夫の避難を助けられず、自分だけ避難しなければならなくなったら…
…ダメだ、想像するだけで胃痛がするわ。病む。
。・゜・(ノД`)・゜・。
「あ…その録画した番組は消すからさ。僕の分のドーナツあげるから元気出して」
あのさ!夫!
うちは子供がいないから、夫婦で協力してなんかせねばってことがないよね!
だから、有事の際はお互いが各自で自分の身を守ろう。
夫が勤務中に被災したら、無理して登戸に戻ろうとせず、勤務先近辺で落ち着くまで、ひとりでがんばれ。
「ワカッタ」
わたしは、帰宅しない夫はひとりでなんとかしていると信じるから、お互いが無事なものと思って、それぞれ頑張ろう。
「ワカッタ」
わたしのことを助けようとして、共倒れは避けよう。
わたし、もう充分楽しんだから、人生に悔いがないから、長生きしなくていい。夫はわたしを振り返らないで、走って逃げるんだよ。生き延びろ!
「ワカッタ」
今までありがとう夫よ。(ジーン。自己陶酔)
よかった、遺言は済んだぞ。夫のドーナツ食べて元気出そ。モグモグ
「あのさ。君にいくら貸してるっけ?」
ギクッ
「走って逃げ切ろうとしてないよね?頑張って働きなさいよ」
あ、はい。
…生き延びろ、わたし!