2020.3.29 税理士業界の話。外出自粛要請で在宅勤務がなんとかって話から、税理士業界の在宅勤務を、という議論をちょいちょい見ます。
今日は、税理士法について勉強してみました~。東京都の戒厳令前夜・・・ではなかった、外出自粛の要請でこの土日は家でヒマな人も多かったのでわ。
(関係ないけど、戒厳令とは民衆が軍隊の制限下に置かれることみたいなので、日本では戒厳令とは言わないらしいです)
わたしはいつもの土日。窓の外から雪景色を見て、梨の花を心配しながらも税理士法のお勉強です!
1,税理士法で自分を知る
税理士法とはなんぞ、を学ぶと「税理士は公共的な仕事なんだなぁ」が分かるよ。私は青税団体で税理士法は勉強したつもり。税理士法を勉強しつつ、税理士会でオジサンたちと話すと、「税理士法って存在するんだなぁ」と分かるよ。
自分自身、だんだん税理士っぽくなってきたような気がするもん。(え、変わってない?んなことないでしょ!)
2,税理士のWEB研修システム
税理士には36時間の研修が努力義務になっている。会則で決められないと勉強しないの?情けないねぇ・・・・。私は36時間を達成しました~!
しかし。税理士の仕事は税法だけでは完結できないので税理士会が指定した税やその他の法律のお勉強の時間だけを換算されてもね。・・・など、言いたいことはあるけど、
WEB研修は助かる!
資料はPDFだし。休みながら聞けるし。夜中でも聞けるし。一時停止して講師の先生に待ってもらって確認しながら聞けるし。税理士さんは、是非ともWEB研修をどうぞ。近畿税理士会の研修はチョイスがおもしろいよ。
なお、2:45~6:00まではストップしてしまうので、2:45過ぎに聞き終わると即時登録できないので後日忘れずに申請をします。(私は夜の女なので研修の視聴を終えるとメンテになってる確率が多い)
本会のHPから会員ログインし、「会員研修一覧」などのところから「研修受講管理システム」へ。「日税連WEB研修」のような項目を選ぶ。研修は、リストから好きなのを選べるし、研修名や講師名からも選べるよ。
全部無料だからね!会員は無料ですよ!助かるよね~!講師の先生もありがとう。
3,税理士法のWEB研修
さて。
私は、「税理士法」をWEBでお勉強。講師名「石原」先生から検索してみて。2019年バージョンを見ました~。
石原制度部長の税理士法は、資料が53ページもある。多いよ!多いっ!・・・ちゃんと読むと、国会での議論だったりするので意外と読めた。(真面目な私は予習してあるし!)
内容は、初見だと難しいかもなので休みながら聞くとよろしいです。30分ごとに、区切ってくれているのでちょうどよい。
資格試験の話あたりは、面白くないので、レシート整理しつつのながら聞き。会計士の資格付与をかばい立てるくだりは面白くない。
税理士会費の滞納で懲戒処分は悲しすぎてつまんない。
税務支援の話は、ヨシわたしも頑張るぞという気持ちと、税務支援してよかったな、という気持ちが芽生えるので巻き戻してもう一回聞く。(お替わり)
租税教育や成年後見人のくだりは面白くないのでまたレシート整理タイム。
名義貸しなどの懲戒事由はしっかりと聞く。無償独占である意味をしっかりと理解できていれば大丈夫だな、と安心する。(しかし、還付申告だから期限後申告でもいいと思いましたの税理士が懲戒ってきつくない?)
参考資料も別添であるので、気になる人は読めるね。私は大丈夫、他士業にいやな顔されても税理士法を守ってる。
税理士資格の歴史や、深い議論をされた昭和36年(だっけ?)と昭和55年は、議論がまぶしくて、このあたりも”お替わりタイム”です。背筋を伸ばして歩かなきゃって思うよ。
4,税理士法の研修を終えて
税理士という資格がどのように生まれ、国会でどんな議論があったのか、ということが面白かったな。そんなご立派な資格だったんだねぇ~。とか思ってびっくりする。当時の議論から今の税理士の現状を見ると・・・・。おじいちゃん税理士が嘆きたくなる気持ちが少し分かる。
このような税理士資格の育ち方を知ると、スタッフさんの在宅勤務だの二カ所事務所だの、といった議論にも深みがますね。
(私はスタッフの在宅勤務に消極的。税理士の在宅勤務は当然OK。監督責任や守秘義務の観点は超大事、という考えでおります。)
記帳代行メインの事務所やスタッフメインの事務所やひとり事務所やIT営業メインの事務所など、さまざま。自分のスタイル以外のことは、分からないでしょう。それでいいんだよ。
いろんな考えがあっていいの。けどその根底に自分の経営上のエゴが入ってない?俺の事務所効率的に良くないから改正してほしい、みたいなのを否定しないけど、税理士法の趣旨を理解して、その上で議論してほしいもんです。
4.税理士会のオジサンに挑む!
わたしは言いましたよ。
「税理士会の会務をしてくださる先生方はオジサンです。スタッフが電話に出てくれていますし、新規開拓のための営業活動もしないでしょう。わたしのような仕事が少なくてスタッフがいない若手とでは、見える世界も温度差も違う。
オジサンたちは、みんなが環境が同じだから分からないと思うけど、若手とは温度差があります。勝手に決めるな。」
と、言ったところ、
「若手は会務に参加してほしい。会務に参加して意見を言ってくれないと分からない。言ってこないのに若手のことを考えてくれといわれても出来ない。」
と言われ。
はい、そのとおりですね、ギャフン。と帰ってきましたのさ。
税理士会がすごいなあと思うのは、(心中はともかく)若手の話を聞いてくれて議論してくれるところ。(田舎は無理かもね)舌打ちされながらも、いろいろ教えてもらえると世界が広がるよ。
オジサンらは、あしらいも上手です。オジサンらはすぐ飽きるので、登録したてがチャンスよ☆