2020.9.6 2020年の梨は、「みつ症」が発生しているようです。
梨の白くてシャッキリした身を想像して、冷蔵庫で冷やした夜、風呂上がりにワクワクしてカットしたら、周りが茶色くてガッカリ・・・・。今年はそういう確率が去年よりも多いかも。
けどこれ、見た目では分からないので、わざとではありません。もう1つ、梨を多めに買って♡
みつ症、病気という訳でもないみたいよ。
・みつ症ってなんだろう?
茨城大学の農学部生物生産科学科の准教授 井上栄一先生の研究を拝読。
みつ症の画像がありましたので、ご研究の一部をスクショにてご紹介します~。
梨のみつ症についての対処は、下記の果物ナビのホームページが分かりやすい!
果物ナビHPより → https://www.kudamononavi.com/erabikata/jpnpear
梨が栄養過多になって蜜が密集しちゃった状態らしいです。
根っこのカルシウム不足で発生するというインターネット情報もありました。2020年は長梅雨だったからねぇ。
2013年も、梨のみつ症が起こったみたい。通りすがりのアメブロに記録がありました。
https://ameblo.jp/yunamerica/entry-11606418084.html
重症のコは生食NGだそうです。
ちょっとくらいのみつ症ならば~♪ リンゴの蜜みたいに甘くて美味しいと言う人もいるけど、農家さんは売るのを嫌がるみたいね。
やはり、完璧な作品をお嫁に出したいし、クレーム言われたらイヤだもんね。
・川崎の多摩川梨もみつ症発生
川崎市の農作物NO.1は、梨。(2位はトマト)
川崎市は多摩川に沿っている地形。多摩川梨農家さんがまだ頑張ってくれています。
でも・・・・。
2020年の梨はみつ症が発生し、売らずに廃棄されちゃう梨が多いみたいです。
地元テレビ(農協の一社提供番組の旬彩ナビ)によると、JAがみつ症の多摩川梨を1トン買い取ったらしい。(番組内では宮前区の梨農家さんが割といい金額で買い取ったと言っていたけど、通常価格には及ばないでしょうね。)
へぇ!
1トンのみつ症梨は、800リットルの多摩川梨ピューレになりました。
みつ症梨は、重症のコでも加工すればなんでもないみたい。むしろ甘いという声も。
・梨のみつ症 予防薬・・・
「症」とはついているものの、別に病気ではないのね。
みつ症予防のお薬について、前述の茨城大学が研究して知的財産権をお持ち・・・・。
https://shingi.jst.go.jp/past_abst/abst/p/08/822/hokubu3.pdf
気候によってはみつ症回避できるならば、予防薬は、なんとなくだけどほどほどにして欲しいところですね~。(ま~そんなこと言ってたら研究費をペイできないが)
・自然のままだと経済的に難しい?
梨は、1年に一度しか収穫できないので、みつ症発生で見た目が悪いから売れなかったら梨農家は収入激減だよね。どうなっちゃうの?
みつ症が起こる都度、補助金的な手当てでもいいのだけど、フルーツのようにお金持ち向け農作物に税制優遇なり税金投入されるようだと批判が発生するかも。
地元の人に愛される農作物であるべきだけど、高額な農作物を都会で生産する意義を見いだすのは簡単じゃないよね。
農地税制と経済効率の間で、私の中で理屈上の矛盾を抱えているけど、それでも都会に農地は必要だと思うんだよ・・・・。
・・・・脱線しちゃったけど、予防のお薬の話。
予防薬だらけのコもイマイチだけど(消費者には分からないけどさ)、自然のままのコたちがお嫁に行けないなら、ある程度の予防薬もしょうがないのかしら。
例えるなら、ぱっちり二重の美人だと思ったら、実はアイプチで二重を作ってましたと知ったときみたいな!けどさ、一重まぶたのスッピンもカワイイのよ。(例がヘタ?)
けど、フルメイクの美しさもあるし~うーん。
ん。なんの話だっけ。
・結論
梨のみつ症で、2020年は天然の色白美人梨(?)が減っています。
茶色いコは、病気ではありませんが、茶色が濃いコは味が落ちるようです。そっと農家さんに教えてあげてください。
みつ症梨は農家さんが売りたがらないです。そのため、梨難民(そんな言葉あるんだ!)が発生しているようです。
私は、ピューレやシャーベットもいいんだけど、今の季節限定の生梨からオーラをもらいたいんだ~。