2020.10.19 税務連絡協議会に参加。久しぶりに会合が開催されました~。いつもの支部会館ではなく、ホテルの会場を借りての開催です。
徴収担当の税務署の方が
「11月は最も滞納が多発する月です。先生方、どうか事前の納税者へのご指導を~」と言っていまして。
なぜ11月?よく言われるニッパチ、2月8月に売上金が不足して滞納や、3月の確定申告期限で納税額確定したけど納税資金不足、なら分かるけど、11月の資金不足ってなんかあったっけ?
と、質問します。
わたし「どうして11月ですか?」
税務署「はい!その原因は、3月決算の法人税の中間納税、消費税の中間納税、予定納税の二期があるからです!」
あ!ちゃんと調べてきてる~。素晴らしい素晴らしい。なお、去年か一昨年に支部のどなたかが質問しましたよ。来年も覚えてたら質問しよ~っと。
個人事業税の二期とと住民税の特別徴収特例納付が重なるせいもあるかもね。
納付の責任は納税者にあるけれども、「中間納税の納付書が届いたんだけど!!」と怒られるのはなぜか税理士だったりするよね。
税理士が計算しない納税(予定納税や中間など)のことまでタッチできない(税理士は経理ではないので)のであるが、「急に請求されてもお金ないよ!」と納税者が困るよね。
申告直後のタイミングで1年間の納税スケジュールと納税予測をお知らせしておくだけでも、資金繰りにはいいかもね~。
(今から納税するのに1年間の税負担をお知らせするのは心苦しいんだけど・・・・)
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あんまり、何でもお節介を焼いてしまうと、なんでもやるのが当然と思うでしょ。税理士は「無料の善意」と思っていても、納税者は「報酬の範囲」と思っていることがある。
で、急に税理士が、ガマンの限界を超えて「これまでタダだったけど、これからは報酬もらうからね!プン!」とか言われても、納税者は困るからね。
ところどころでいい顔しないで、「押しつけがましくてすみませんが、実は他のクライアントからはこの作業は報酬をいただいています。今回までお試しで、次回からやってみてくださいません?作業見積もりは月に○万円」など、線引きしないとならぬですね。
ちょっと、OKの返事に間を開けるなど、それとなく「これは無料ではないのだな」と察知してもらうなど。(芸が細かい)
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なお、逆に、納付書を渡すのみで資金繰りなどは一切関与しないという事務所もあります。
「税理士の仕事は、税額計算をして納付書を渡すまで。税は結果だから、納税予測すらしない」、という先生もいらっしゃるようです。
そういうのもいいのかもね。
それでやっていける顧問先しか残さない方針なのだろうね~。