今週の読書:小学6年生の読解ドリル 「ロシアパン」ほか

2021.5.5 「子供向け」の本でお勉強することが多くあります~。

今回の本も面白かった。「小学6年生 文章読解ドリル」買って読みました。

「シマウマのお茶会」

動物園に行ったハヤトは、動物園で退屈していた。行き止まりに古ぼけた部屋に入ると、シマウマが・・・。

展開が急すぎるのと、作問者の感情のごり押しがおもしろい!

夫曰く、「感じ方には個人差があります」だそうです(*^▽^*)

「ロシアパン」作者:高橋正亮

平成26年の小学6年生の教科書に採用されたお話のようです。

とある町に「ロシアパン」がやってきた!

内容は重くて暗い話なのに、タイトルと挿絵のポップ感とのギャップよ!

え、オチは!?

「お金の仕組み」

なになに・・・。

一万円札は、一万円分のものと交換できます。

一万円札といっても、単なる紙です。でも、「国がその紙に一万円の価値があることを保証する」という取り決めがあり、みんなそれを信じているから、お金として使えるのです。

次の2章では、最初は物々交換だったけど、貝や石がお金として使われていた。しかし、だれもが認める価値ではないので、布・米・家畜が使われるようになった。けど持ち運びが大変だから、金銀銅のお金が現れた、と書いてある。

最後の3章では、需要と供給について言及し、

買い手の買いたいという気持ちが強いと、ものの値段は上がります。

お金は、買いたい気持ちと値段をよく比べて使うようにしたいものです。

と締めくくっている。

なるほど。分かりやすく、たいへん勉強になります・・・・。

欲しければ買うし、手持ちのお金がなければ諦めるか代替えするのです。もうすぐ住民税の納付書が届くので、納税資金不足に気をつけよう!

他にも、色々!

ちょっとの文章をたくさん読めるのが、教科書のよいところ。少しご紹介!

「笑うと体にいいよ!」なはなし、(ためしてガッテン的な!)

「難民問題」(問題提起が重すぎて)

「イースター島にはなぜ森林がないのか」(環境問題だけどおもしろい!)

「ミスドで彼とデートするけど、彼は周りの目を気にしてる」(昭和の歌謡曲っぽい笑)

「日頃の行いが悪いからって犯人だと決めつけられた話」(あ~あるよね~。日頃の行いって大事よね~)

おや、ユニークな文章だと思ったら「いちょうの実」(宮沢賢治)

「ネコはどうしてわがままか」というタイトルの文章では、テントウムシとアブラムシしか出てこず、まさかのネコ置き忘れ!

などなど。

つまんないのも面白いのも、ジャンルがごった混ぜに読めるのがいいね。ただ、小学6年生の教科書なので、紙面などの都合上、部分的にしか載っておらず、不完全燃焼なものも多い・・・・。

文章構成の3型

巻末には、文章の構成について説明がありました~。

「頭括型の文章」(とうかつ)

結論→ 説明1→ 説明2→ 結び

という順番で構成されており、結論が最初にある。

「尾括型の文章」(びかつ)

問題提起→ 説明1→ 説明2→ 結論

という順番で構成されており、結論が最後にある。

「双括型」(そうかつ)

結論→ 説明1→ 説明2→ 結論

という順番で構成されており、結論が最初と最後にある。

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文章の構成について、そんな難しいこと考えたことなかった・・・・大人なのに~。まぁいいや。

おもしろい文章を読んで愉しみ、つまらない文章にケチつけて、あ~面白かったと寝る。これが大人の読書です。(ドヤ)

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。農業経営アドバイザー試験合格者。認定経営革新等支援機関。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。