JDLの電子帳簿法(おのでらクレーム)対策

2021.10 インボイス怖くない!乗り切れそうと思った令和3年の10月。

わたしはJDLを使っています!これは、修行中の事務所で所得税・相続税だけ使っていたことと、安かったから。

9月の約束をコロナの関係でドタキャンし、10月にJDLの営業タンが上司タンと一緒におのでら事務所に来ました。

どうしたの?私みたいなショボイJDLユーザーの事務所に??

(開業前の税理士さんが税務ソフトに悩んだら、とりあえずJDLでいいと思うよ。最初は所得税と個人青色決算書と年末調整と電子申告の4つだけ契約すればOK。会計と給与は弥生やソリマチなどでいいよ。相続・財産評価も安いよ。2年くらいたつと、JDL会計を申し込み、操作分からないとギャースカいうようになるよ。私がそうだからね・・・・。JDLってなんか使いにくくて、達人に乗り換えも考えたけど、サポート力を考えると断然JDLが私に合っている。JDLかわさきだけかも。)

それで、JDLさんたち、何しに来るのよ~。おのでら事務所、お金ないよ!追加契約しないよ!JDLのAI記帳、高くて契約できないよ!わたしは顧客少ないから!

と警戒しつつ話を聞いてみましょう。

※ちなみに、電子帳簿法やAI記帳の個別操作説明会はJDLがやってます。

(会話は盛っています)

JDL「おのでらセンセ~。電子帳簿法ですけど」

わたし「あれね!Q&Aしか読んでない。ウチ、電子帳簿法適用しないから、電子取引だけ。なんとかなりそうだからセーフよ」

JDL「そうでしたか~。(と、電子帳簿法の案内みたいなのは机の下でカバンに戻し)電子取引、弊所ではこういうご案内を作りまして」

わたし「え!見ていいですか!ほ~、分かりやすいね~。あ、こういう論点もあったのね・・・・これ、いただいていい?」

JDL「ええ、どうぞ!おのでらセンセの日記(わたし「!」)、見ましたよ~。電子取引の~」

(‘Д’)

JDL「ところで、最近の○○の傾向ですが~」

え、そうなの?あれってそういう評価なの。へ~。あらそう。

JDL「今後の展望について、このような見解をお持ちの先生方もいらして~」

それは新しい見解ね。その視点はなかったわ。メモメモ。私はこのように考えて、こういう方向性で考えていて~。

JDL「じゃ、そろそろ帰りますね」(次の約束間に合わない)

え!もう帰っちゃうの?もうちょっと聞かせてよ。

わたし「ちょちょちょと、AI記帳だと、どういう仕訳が出来上がりですかね?」(予算オーバーで買わないのに買うかもよという素振りしとこう)

JDL「ほいほいっ。こんな仕上がりです。会議費・消耗品費、すべて一定の法則で分けますよ。軽減税率もちょちょいですわ。」

おおおおお。すごいね。レシートの原本を私が触れるってのがいい。仕訳は二本になるのね。これ、”このレシートは処理済だったっけ?”と思ったものは分からないですね?

「合計の支払額は、設定すれば摘要記載できるみたいです」

マジ!じゃぁ、レシート支払額を見て「998円」で検索かければ探せるってことね。へぇ・・・・。これはインボイス制度導入後も記帳代行は乗り切れそうね。予算あればね。

わたし「あと、給与ソフトの変更を考えてるんだけど、給与明細をA4でPDFにして、クライアントが印刷すればいいようにしたいんだけど、裏技あるかしら?」

JDL「この画面だとダメですか?2人分で裁断はイヤ?そうですか~・・・・まぁ我々も商売ですからね。封筒や用紙などで儲けないと」

そうだよね~。JDLって、一般納税者が契約できる給与は月額1480円とかだもんね。JDL出納なんてなんとタダだし。消耗品で儲けようってスタンス、旧式だけど分かりやすくていいよね。どっかのポッと出の会計ソフトのように、最初は安くて後から値上げとかいやなんだよね!

JDL「われわれ、JDLは、税理士センセイのための税務ソフトですから!ぜひJDLをご活用ください。。。。ってことで今日は帰っていいですか」

え~。帰っちゃうの~。

*****

JDL,来てくれて私はありがたかったけど、契約にならず、交通費と人件費だけ考えても赤字では?上司タンに叱られないかしらん。

夜、自宅にて。

夫曰く「クレーム防止で来たんじゃないの。妻の知識不足でJDLのせいにされたら、上司タンが更に上司タンに怒られるじゃん」

なるほど!夫の名推理が冴えわたる!!

ってちがう!

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。農業経営アドバイザー試験合格者。認定経営革新等支援機関。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。