農鉄連携! 都市農業の振興のお勉強会に出席! また鉄道の話題です。

2022.9.14 農業総業研究所主催の、都市農業の振興のための取組み~農業体験・交流活動について政策と事例から~  にWEB参加しました~。

農業関連の勉強会って、なんか秋に多いんだよね。

農水省の方が講師。勉強会、面白かったです。

参加者は20人ほどいて、今回多かったわ。農福連携の専門家が半分くらい。医療・介護従事者の方もいらした。ナース服かな♡

鉄道会社の方も参加。大学教授などの研究者、JA全中の方、農家の方、NPOの方、公務員の方、などなど。

農鉄連携、がこれからくるかも。

なぬっ

農鉄連携???

農鉄連携とは、農商工連携の一種で、農業と鉄道会社が連携しましょうよ、というものです。と勝手に説明しておきます。

農鉄連携、いいよね。

埼玉や群馬の農作物を鉄道に載せて午後に出発し、夕方前から都心で農作物を、仕事帰りの方に販売すればいいよね。鉄道なら、移動中に袋詰めもできそう。(どうやって乗せるのか、という課題はあるけど)

高速バスでも取り組みがあって、地方から出発するすいている高速バスに農作物を積んできて、バスタ新宿あたりで売ることをしていたみたい。

うん。夕方に通りかかったとき、栃木のイチゴ売ってたね。いいよね。

今夜のおかず野菜セットを売ってほしい。料理できないくせに一丁前に発言してしまい、申し訳ございません。

さて、農作物の輸送は、トラックが多くて。運転手を拘束してしまうのと、環境の観点から農作物の輸送に鉄道利用は有効よね。昼間の鉄道って空いているんだけど、社会インフラを兼ねるので「乗客が少ないから運行しません」は困るし。

地方は、バスが廃止され、車利用者にシフトし、鉄道利用者が減っている傾向にある。これ、先日の上下分離の研修会でも聞いた話よ。(わたしのセンスっていいわね。ドヤ)

鉄道利用者減少の代わりに、ではないけど、人の代わりに食べ物を載せるという発想はいいよね。(民営地方鉄道の一部では自転車を載せられます。ドヤ)

むかし昔、おばあちゃんが籠を背負って鉄道に乗って行商に行ってたんでしょ、あれですわね。(よみがえる新日本紀行で見ましたドヤ)

農福連携

農福連携とは、障害者等が農業分野で活躍することを通じ、自信や生きがいを持って社会参画を実現していく取組みのことですby農水省

農福連携の話もしていまして、これは別の記事に書きますわ。

「農福連携」を「安い労働力」と聞いたことがあり、そういうのは嫌だなと思っているんだけど、今回は医療従事者(精神科医の先生)からの質疑応答もあり、私は自分の考えが浅かった。

認知症の方は、環境を変えずに住み慣れた家で済み続けるのが良いと聞いたことあるのね。そうすると、都会に認知症の方が増えるよね。認知症の方で農作業して病気の進行が遅らせられるなら、いいよね。けど、都会には「治療のための農地」の余地が少ないよね。

国民を飢えさせないための農地法ですが、認知症患者の治療ための農地利用について、どのように考えればいいのか。いいなと思いつつ、何かがひっかかる。

宅地を農地転換

宅地を農地へ転換していくのはどうか、という話が出ました。

練馬あたりでは、実績があるそうです。

お話しにも出ていたけど、固定資産税の減免や相続税の減額があるので税務部門から否定的な意見が多いとのこと。

そうですとも!都会の農地は税金なんですよ。農水省の方いわく、「農地が増えれば宅地化が抑制され、街の価値が上がるので住民にもいいことがあります」とのことですが、そうかしら。

ただ、関西では廃校をあえて緑地化して宅地化せず、人口抑制しているケースもあるみたい。確かに。。。足尾の町や多摩ニュータウンみたいに一気に寂れになって急激な高齢化しますからね・・・。

感想。結局は行政なのかな

農水省の方は、話していること・質疑応答の様子だけでも頭がいい方だったわ。穏やかな方でよかった。

で、やっぱり「地域住民にはこういう説明をすれば理解される」って発想なんだよね。

都市農業は税金の問題で、税負担軽減と補助金なんです。なので、市民国民が(田舎も含めて)農地に対する思いがあるか、が大事なのだと思うのです。食糧だからなのです。食べ物と希望がなければ人は死ぬのです。

鉄道の上下分離の研修会でも私は知ったけど、地域住民が自らそうしたい訳ではない。行政からの説明で納得してもらう、になってしまうんだよね。

住民自治って、行政や研究者が「これだ」を作って、住民に「うん」て言わせるのが日本の住民自治なんだよね。たぶん、日本人にはそれが合っている。そして多分、その方がロスが少ない。

頭がいい人が、私たちが困らない制度を作るほうが効率がいいよ。過去、地域住民の意思を尊重して失敗した事例はいくつもあるんだから。いや、今も。

そうすると、住民自治を謳う意味ってあるのかな。急激な個人主義の時代、市民同士で協力し合うという発想がなくて他人や役所のせいにするじゃん。だから、頭がいい人が国づくりするほうがいい。そうなんだけどな~。

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。農業経営アドバイザー試験合格者。認定経営革新等支援機関。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。