2023.9.23 消費税のインボイス制度が令和5年10月1日から始まります~。
弊所のクライアントには全件、個別事情を加味したお知らせを済ませています。クライアント少ないから出来るのです!( ノД`)シクシク…
税額計算を行う根拠資料は納税者(自営業者・又はその経理担当者)が揃えますよ~。インボイス制度が始まったからといって、税理士が取引先に勝手に連絡をして領収書を取り寄せたりはしないです。
けど。小規模事業者さんの場合、インボイス制度開始でする作業って思ったより少ないんですよ。大丈夫です、できますよ~(*^^*)
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・免税事業者のままの場合
免税事業者を続ける事業主は、取引先から「インボイス番号教えて?」のお手紙がきたら「免税です!」のお返事をしてください。
売上も経費もいつものままですが、消費税〇%の記載は削除する方がトラブル回避かと思います。(違反ではないとの課税庁の見解ですが、実務的対応面では疑問が残ります。私の個人的意見!)
免税事業者の方は、やることはこれだけ!免税事業者なので、経費の消費税は還付されないです~。
・課税事業者の場合
売上のインボイス
課税事業者の売上は、売上の領収書等にインボイス番号の記載が有無にかかわらず、消費税の課税取引には消費税がかかります。インボイス番号を取得したからといって、番号記載は法律上必須ではありません。
インボイス番号記載や通知をしなければ、取引先が損するかもしれないってだけではありますが・・・。
自分の消費税計算に影響がなくても、評判を含めて経営の事を考え、お客様に不便を生じさせないように下記をしておくのがおすすめ~。
(1)請求書等がある場合
見積書・契約書・請求書・領収書を都度発行する場合、それぞれにTから始まる登録番号を標準記載しておくのがおすすめ~。
(2)レジや手書きの場合
消費者向けビジネス、レジでレシートを渡したり領収書を渡す場合、レジシステムに登録番号を標準登録しておくのがおすすめ~。
領収書手書きの場合、店名などのゴム印の下に登録番号のゴム印も押しておくのがおすすめ。
インターネットでは、「消費者向けならインボイス番号記載不要だ」の意見もあります。仕入税額控除がないから。
飲食店や小売、サービス業は事業利用されることがあるので、インボイス番号取得したならばインボイス番号を記載するのがいいと思います。
事業利用がないビジネスであっても、「インボイス番号がないのに消費税分を支払った。消費税分を儲けている店には行かない」と思われたくないので、面倒でもインボイス番号記載するのがいいと思います。個人的意見。
(3)店舗貸付等の不動産賃貸の場合
店舗貸付けなどの不動産オーナーでインボイス登録した場合、「うちのインボイス番号はこれです~。」のお知らせをするのが親切です。
文書作成が煩雑なら、国税庁のインボイス番号検索の自分のページを印刷して郵送するなど。
ささいなことから大きなトラブルになることがあります。相手の事情を考えて対策をしておきます。。。書類1枚郵送するだけでリスク回避になるなら、と思います。
仕入・経費のインボイス
個別の事情によります。
上場企業や毎年の売上が数億円ある規模だったり、取引先が多い場合にはあらかじめ準備していると思いますが、
小規模事業者の場合、ほとんど事前対応はないです。。。
仕入先からインボイス番号をもらえないなど、仕入税額控除の要件のすべてを満たさない場合、一定の消費税を納税するだけです。
予算オーバーなら、値上げや代替えの検討を。経過措置は永遠ではない。
いつも売上1億円未満の事業主
1万円超の取引は、インボイス番号記載がないと消費税を損することがあります。(損しないこともある)
取引先から届く「弊社の消費税の登録番号をお知らせします」の書類等は、廃棄せずにとっておいてください~。(弊事務所のクライアントさんには、一旦は小野寺に提出してください~とお知らせ済)
小野寺税理士事務所の顧問料は毎月1万円超の引き落としですが、インボイス対応処理をこちらで済ませるため大丈夫です~。
10月に発生した取引からインボイス制度開始です。(10月到着分は9月分の取引が多いので、インボイス番号記載がなくても様子をみます)
11月以降に到着する請求書等にインボイス番号記載がない1万円超の取引は、「取引先に確認しておいてください」が発生する可能性があります。
仕入・経費は取引先の事務処理能力次第なので。始まってみないと分からないです~。
大事なことは、きちんと対応をして相手からの信用を継続させること!です!
インボイス制度導入の経過措置が多くあり、かなり個別事情に左右されますので、まぁ汎用性のある説明が難しいよネ。
課税事業者さんのやることまとめ
①インボイス番号取得した事業者は、請求書等に自分のインボイス番号記載をする!(しなくても影響ない業種もあり。自己判断)
②取引先から受け取ったインボイス番号の通知は捨てずにとっておく!
インボイス対応、まずはこれだけ!