七夕→寺子屋→出世

2024.7.6(記載7.10) 滋賀県の近江商人博物館に行ったとき、七夕について僅かに掲示があったので、関連書籍を買って帰りました~。

将来、経済的に成功させるために子供を寺子屋に通わせた、ということを勉強できました。

・七夕

私が思う七夕って、恋愛にうつつを抜かして仕事をサボった罰として引き離された織姫と彦星が、年に一度だけ7月7日に夜空の天の川で出会う~的な伝説です。

七夕に合わせて、短冊に願い事を書いて笹の葉に飾る、というのが風物詩になっています。スーパーマーケットとかでもイベントしてくれたりしてる~。

7月6日に滋賀県・琵琶湖の下の方にある近江商人博物館に行ったところ、七夕が書道の発表会のような役割をしていたと書いてあったように記憶し。

願い事を通りすがりの人が見るもんねぇ~と思ったので、

帰りに書籍「近江商人を育てた寺子屋」500円を購入して帰りました。

読んでみたけど、「七夕で筆跡の上達や将来の出世を星に祈願」とあり、「8月の習字の試験があり、貼り出して人々に鑑賞してもらう」とあるので、七夕と8月試験と記憶が混合しているかも・・・・。

・・・・まぁいいや!ね!

・寺子屋まち自慢

寺子屋は、江戸時代に庶民の子どもを対象として読み書きの初歩的な学問を教える民間の教育機関

だそうです。当時は学校の先生という職業はなくて有識者(学者や僧侶、医者・武士)が教えてあげてたみたいです。

暑い時期は半ドン(午前中だけ)だったりしてたみたい。授業料はある程度決まってて、お金持ちの家は追加で授業料を渡すなどあったみたいです。

商人は、読み書きそろばんが重要だから、近江商人のこの地域では子供の教育も進んでいたみたいです。

地元自慢もあると思うけど、このあたり(東近江市。五個荘エリア近辺)の寺子屋自慢が3つ!

1、開校時期が早い!(全国的には1830年代から急増する寺子屋ですが、1640年、五個荘に既に1校あったそうです)

2、生徒数が多い!女子の就学率も高い(全国平均20%のクラスの女子率は、五個荘エリアのクラス女子率35%。)

3、算術を教えてる!

小学2年生でみんな覚える「九九」ですが、1858年には既に教科書にありました。へ~!

・しじみの砂抜き

近江商人博物館ではビックリするほど美しい字で料理のレシピが書いてあって。

・・・・しじみの砂抜きをするために、しじみを水に浸して古い包丁をいれておく~と書いてあった!

私事、ちょうど前日に近所のスーパーヤオコーでしじみが半額だったので買いました。半額はチャンスだからね!

で、しじみ汁を作ろうと思い、インターネットで砂抜きの方法を調べると、塩水に漬ける、と書いてありました。(急ぎの人はぬるま湯でもいいとか書いてあった)

江戸時代は塩が貴重だから、塩水ではなく水に古い包丁を入れて、しじみの砂抜きをしていたんだねぇ~。

しじみの話、七夕にも寺子屋にもあんまり関係ないけど、まぁいいよね。

女性が記したレシピ・マニュアルです。美しく読みやすい字。営業に行かない女性も帳簿記載することもあったかもしれず、女性の就学率の高さは有益ですね~。

・丁稚奉公で出世

江戸時代、この地域で寺子屋が多く教育に熱心だったのは、商人になるため、でした。(といっても、ケンカや告げ口・陰口もあったし寝てる子や紙を齧る子などもいたみたいです。今とあんまり変わらない笑)

男子は12歳~13歳になると、他家の商人家で丁稚奉公をして、5年後に終わり(クビってことです)か、再雇用か決まるみたいです。(女子も丁稚奉公はありますが、男子とは役割が違うので流れも違ってた)

能力のある人だけが再雇用、出世して20年勤務を続けると独立して良い、という制度だったみたいです。

給料も良くて、親戚や近所の人が、帰省するたびに身なりや振る舞いが立派になるのを見て、子供が承認に憧れる・・・・というルーティーンだったみたい。

それで、江戸時代の子供は、七夕に「字がうまくなりますように」「○○兄ちゃんのように出世できますように」と書いていたようです。

・変化した労働環境

2024年の最近の日本では、働く側の方が力が強くて独立開業希望者は少ないです。事実上、解雇できないし、やっと新規採用してもすぐやめちゃうし、どうすりゃいいんだ~、が最近の雇用状況であります。なんだかんだ、景気がいいんだよ。

働く側からすれば、時間いっぱいギュウギュウに働かされて、残業代規制、休んだ人がいても補充はなくクタクタで帰る日々です。誰かに押し付けて帰る人がいてもそれを理由に解雇されることは無いから、これからも感謝もなく押し付けて帰るんでしょ。頑張る人なり下請けが消耗されるだけなのかしら。あんなに余ってた人材、どこいっちゃったんだろ?

頑張る人が報われますように。来年は短冊にこれ書くかな。

恋愛にうつつを抜かして仕事さぼって誰かに押し付けて帰ってた織姫と彦星がサボリ罰として7月7日しか会えなくなったストーリーの七夕から始まり、寺子屋の話を書きました~。

仕事、がんばろう~♪

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。農業経営アドバイザー試験合格者。認定経営革新等支援機関。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。