地方農村の戦後・・・的な 英伸三展覧会 映像日月抄

2025.11.27(12.8作成) 向ヶ丘遊園前のライフの2階で、写真展覧会があったので見て来ました~。入場無料!

地方農家の昭和30年代以降、でしょうか。戦後の経済的苦労が写真でよく伝わりました。一般人の生活って写真が残らないから、貴重だなと思います。農業のこと、考えさせられるなぁ~。

2025年11月8日から12月21日まで開催、川崎市市民ミュージアムの主催です。

すこし前に昭和30年代の向ヶ丘遊園の展示を多摩区役所で見まして、なんだか関連して企画したのかなと思ってしまいました。

過去記事 → 向ヶ丘遊園駅前付近の昭和30年代 よみがえる風景の展示 | 小野寺美奈 税理士事務所

展覧会 会場

向ヶ丘遊園駅の南口すぐのスーパーマーケット・ライフの上には、バーミヤンと100円ショップセリアがあって、よく通ってて。

通りすがりに入りました。

ここには、本屋さん&ゲームソフト販売店があったんだよなぁ~。。。私が買わないから、遊園駅前の本屋さんがなくなってしまった( ノД`)シクシク…

と思いながら、若干入りづらいけど、セリア買い物の前にフラリと入場。

写真展がメイン、写真展と思うと色鮮やかな花、とか思いがちですが、昭和なのでモノクロです。

昭和時代の農家の苦労や視覚障碍者のこどもたちの暮らしが記憶に強いです。

英伸三 映像日月抄

そのときのあのこと あのときのそのひと

展示物は読み物はあんまりなくて、モノクロ写真をざ~っと10分くらい見るだけで、十分に価値があると思います!別に全部分からなくてもイイじゃない。

昔の写真を見て、こういう苦労がある時代を繰り返したくないな、と思います。滅多に一般人の生活って知ることがないから、貴重です。

農家が貨幣経済、高度成長期に巻き込まれ、工業化の余波、国際取引との関係で苦しんでいること、写真で分かります~。

云わば当時の制度批判だから、学校では教わらないと思います。

なにが正解なんだろうな~。

英伸三はなぶさしんぞう 映えい像ぞう日月抄じつげつしょう  そのときのあのこと あのときのそのひと | 川崎市市民ミュージアム

英の作品に通底するのは、

人々の生活の変化の過程で失われてゆく風景、

置いてきぼりとなった人々や忘れかけられた存在に対する、温かく真摯なまなざしです。

その写真はそこに写された人々の存在が今日の私たちの社会とどのように結びつき、どんな意味をもつのかを問い続けます。

 

読書スペースあり

英伸三さん、私は初めて知りましたが、写真家の方です。

ふと手にした、「英伸三フォトドキュメント 日本の農村に何が起こったか」

パラパラ、、、と見たところ、展示の写真と説明の文章が載っていて、これはもう、私のために置いてある本だ!(ちがうよ)と思って、すみませんが引き込まれてほぼ読みました。1時間くらいかな。

農業の暮らし、農家の女性たちの副業ノルマ、男たちの出稼ぎの飯場、八郎潟、減反政策と韓国輸入米、などなど。成田闘争のこともありました(^^;)

読後の感想など、別の記事に書きたいと思います!

消費税3%時代の本で、6350円。もともとが高価な本です。

アマゾンでは1万円近くする!手が出ないな~(-_-;)。

神田でひょっこり古本で、ないかな~。

目次はこちら。東海大付属図書館のHPより→ https://opac-t.time.u-tokai.ac.jp/iwjs0018opc/ctlsrh.do?ncid=BN03707400&search_mode=detail&tab_num=0&locale=ja

川崎市市民ミュージアムの水害

2019年10月12日、令和元年東日本台風19号が発生して、もう7年になります。わたしの町登戸は多摩川がすぐ近く。台風で多摩川があふれてしまう恐れがありました。多摩区民ホールに避難勧告が出ました。

高津区では人的被害が発生してしまった。武蔵小杉のタワマンの地下にあった電源が水に浸かってしまい、タワマンの構造の安全性について報道されたり、ほかにもたくさんの建物などに被害がありました。被災された方、大変でした。

わたしは被災しなかったけれど、怖くて不安な気持ちだけ覚えてます。。

いつもは支援する側の川崎市が、被災地となりました。

翌年の確定申告では、雑損控除の適用を受けた方もいたのかもしれないね・・・・。

それで、令和元年の台風19号の水害で、川崎市等々力にあった川崎市市民ミュージアムも被災し、地階にあった収蔵品が水浸しになってしまい休館しています。

収蔵品レスキュー | 川崎市市民ミュージアム

その関係もあって?遊園駅前に展覧会が出張してきてくれたのかな?

新たなミュージアムは生田緑地ばら苑跡地付近に?

等々力にあった川崎市市民ミュージアムは行ったことがないけど、、、

麻生区の施設内で修復作業をしているそうです。そういえば、どこかでそのお知らせを見たかも。

令和7年10月で閉園した生田緑地ばら苑を再整備して、

あの辺りに川崎市市民ミュージアムを作る計画があるみたいです。バーベキュー場とか温浴施設とかができるかと思ってたけど!

新たなミュージアム整備事業の通行ルートを登記するために、土地家屋調査士さんたちの入札が行われていた( ゚Д゚) 入札なのね。

市民アンケートや検討会イベントが何年も続いていました。知らなかったな~。

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話があちこち行きましたが、遊園駅近くの写真展覧会で、思いがけず戦後の日本高度成長期の農家の苦労を学んできました、を書きました!

企画展は2025年12月21日まで開催~!

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。農業経営アドバイザー試験合格者。認定経営革新等支援機関。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。