明治大学の正門の守衛さんにお願いして、スタンプラリーの紙を貰う。まだ残りがあったみたい!ラッキー!
(過去記事)陸軍登戸研究所 序章編 の続き → https://mina-office.com/2017/03/16/noborito-kenkyujo-1/
スタンプラリー、楽しいよ。
方向音痴だし、どんなスタンプ台なのかも分からないもんだから、ウロウロウロウロ。2~3つを探せるようになったら、コツが掴めてきた!
「の」「ぼ」「り」「と」「け」「ん」「きゅ」「う」「じょ」
順番は何でもいいんだけど、守衛室の後ろの「と」が難しかったなー。守衛さんに教えてもらわないと分からないと思う。
スタンプラリー大好き。今回は、無料なのに4つのスタンプを集めると記念品(早い者勝ち)がもらえるよ。全部のスタンプをコンプリートすると、認定証のハンコがもらえる!これは、やるしかないでしょう。
「の」弥心神社。1943年建立。大学に神社があるんだ、と、この時は思った。帰りに通りかかるときには、全然違う気持ちになったね。時間に追われて、ポン、とスタンプ推して、斜め読みして次へ。
「ぼ」消火栓(埋まり気味)。食堂の前にあるよ。特段珍しいとも思わなかったんだけど、火事になりそうな研究をたくさんしていたことが偲ばれる史実を表しているんだって。
「り」防火水槽。現在は花壇として大事にされているみたい。すぐそこに消火栓があるだけでは安心できない状態だったのだね。
「と」動物慰霊碑。実験動物のための碑。この碑を建てるための費用は当時の首相兼陸相の東条英機から授与された賞金一万円(今の価値だと1000万円)で賄われたみたい。慰霊碑に予算をかけた当時の人たちの心境を考えた。
「け」ヒマラヤ杉。
この杉がスゴイのかと思いきや、
ここに三笠宮さまが来て、みんなで写真を撮ったんだって。
昭和天皇の弟さん。当時、それだけ国から期待されていたことが分かるね。
「ん」消火栓。
星印が陸軍のマークなんだって。だから、ここは軍事施設だったことの史実を表している。
資料によると、空襲による火災だけではなく、化学反応による火災を想定してあちこちに防火設備を作ったのではないか、と書かれている。
「きゅ」偽札印刷工場跡地。偽札を作っている人たちには、強い箝口令がひかれていたらしい。それでも、薄々は分かっていたみたいね。完全分業制にさせてなるべく詳細を分からなくしていたんでしょう。
「う」倉庫跡。ここは、何の倉庫だったのかは不明なんだって。弾薬庫とあるが、実は薬品庫だったのでは、と資料には書かれている。この倉庫はきっと終戦時に空っぽになっていたんだろう。中身はなまずプールか川に捨てたんではないか、と資料にある。大至急撤退した東秀・養老乃瀧とは違う理由で。
「じょ」研究棟へ到着!
やったー!コンプリート!認定証をもらったよ。極秘って書いてあるけど笑
キャッキャとスタンプラリーをやって、資料館へ。
この後、私は、あのスタンプはこんな史実があったのか・・・と沈痛な気持ちになる。コンプリート目的で楽しんで捜索していたスタンプたちが、後からお疲れさまと差し入れくれた感じよ。
スタンプラリーは楽しかったよ。資料館を見終わったら、違う顔が見れる。
資料館・前編へ続く。