通貨の代わりを考える

てるみくらぶに払ったお金と、ビットコインとスイカって何が違うんだろうって思ったんだ。


どれも「現金の代わり」って考えると仲間だね。預け金だけど。
自分がちゃんとしててもなくなっちゃうってとこも同じね。
相違点は、その利用目的と信用度かな、と思う。
現金が最強だと思うよ。というのが結論。

1、てるみくらぶ 破綻

てるみくらぶは、格安旅行会社で29.4.6現在、破産手続き中。

旅行ツアーなどで添乗員さんがいない場合には、自宅にペラリと「バウチャー」なる紙が届くね。最近だと、メールで番号をお知らせして終わり。

飛行場や現地ホテルでバウチャーやら番号を見せて、搭乗手続きや宿泊手続きをするんだよね。お金は、旅行会社に前払いしている。で、てるみくらぶは、前払いを受けたお金が追いつかなくなっちゃって破綻した。楽しく旅行に来たお客さんは、「バウチャー」が「紙切れ」になっちゃった。という出来事があった。(と、未来の自分へ引き継ぎ)

前払金 / 現金 (申込時)
旅費 / 前払金 (旅行時)
貸倒 / 前払金 (破綻時)

2、ビットコイン 未知数

ビットコインは、グーグル先生に聞いてみる程度の知識だとこんな感じ。

・自分用ビットコイン貯金箱にお金を入れると、全世界の加盟店(?)で使える
・スイカと違って管理者はいない。
・取引のデータは個人情報を除き記録されるから偽造や二重払いを回避
・記録を手伝ってくれた人にはビットコインで報酬を払う
・運営コストが安いから、クレジットカードよりもビットコイン手数料が安い

bitflyerというビットコイン取引所運営会社のHPより→https://bitflyer.jp/bitcoindigitalcurrency

「ビットコイン取引所」は、「東証」みたいな取引所ではなく、証券会社のような感じね。取引の都度手数料がかかる。

海外に行く人や、ネットゲームする人にはいいのかな?ビットコインは、税理士受験生にとってはあーでもないこーでもない、という論点が多いみたいでたまに話題になるね。実際に使ってる人は身近にいないので・・・分からない!

平成29年改正で、ビットコインは29.7.1以後は消費税は非課税扱い。29.6.30までは消費税は課税取引だけど、6.30に一気に購入しても課税仕入れにならないよ。所得税法上は、雑所得が濃厚。譲渡所得や事業所得になるケースは少なそうね。
29.4.6現在のところ、課税庁からの「ビットコインの所得税はこうだ」という答えを私は知らないな。

(30.2.1追記:総合課税の雑所得になりました)

マウントゴックスというビットコイン交換所を運営する会社がハッキングされて破綻したことあり。これにより、「ビットコインてなんか怪しい」と思っていた。どうやら、本当はハッキングなんかなくて社長の横領だったという・・・破産しているようなので、戻ってこないことが確定した部分は貸倒れになるよね。

預け金 / 現金 (申込時)
経費 / 預け金 (経費として利用時)

(30.2.1 追記:破産しているから貸倒れ、は所得税ではそうとも言えないし法人の取扱いも断言できないので訂正)

3、スイカ

超便利な電子マネー。チャージして使う。日本全国の結構な場所でつかえる。suicaはJRが運営しているし、pasmoは鉄道会社・バス会社共同で運営しているので安心感あるよね。

失くしたときには、記名式ならすぐ連絡すれば取引停止にしてくれるという触れ込みだけど、どうだろ。多くの人は無記名式をつかってるんじゃない?

現金チャージは2万円が限度だよ。

預け金 / 現金 (チャージ)
経費 / 預け金 (経費として利用時)
雑費 / 預け金 (紛失時)

4、軍票

戦時中に軍隊が発行していた現金の代わりの紙。自分の国の通貨をバンバン外国でつかっちゃうと、インフレになっちゃうからね。「100円」て書いた紙だよね。

軍隊が敗戦したら、「軍票」はただの「紙切れ」

勝手に通貨的なものを作っちゃうところが同じだから、対比として印象的にするために軍票を参考で追加している。

5、まとめ

スイカは大丈夫そう。大きい会社が運営しているし、国内のみでの大規模な流通だから安心感あるよね。

ビットコインは、これからどうなるか微妙だよね。「株式やる人は投資家」みたいな時代があったよね、「人生ゲーム」では株式やる友達いなかったもん。今は誰でも持てる時代になった。投資商品に政府が力を入れるようになったけど、ビットコイン流通で国が「手間なく簡単に」税収が増えるなら歓迎するようになるかも。国税庁で消費税の取り扱いを考えるくらいだから市民権は得てきているのかもしれないね。

「てるみくらぶ」は破綻したけど、他の旅行会社ではまだ「バウチャー」など使ってるでしょう。てるみくらぶと同様、多くの旅行会社は、JATAに入って保証金を積んでるみたいね?ペイオフと違って、限度額までは返金、というわけではないみたい。というか、ペイオフすごい制度よ。

こうして考えてみると、有名企業なら安心!聞いたことない名前や最近始めたものは様子見がいいように思えるね。

・・・いやでも、起業したてって時間があるし、歴史がない分発想が柔軟だから老舗とは違う魅力もあるよ!選択肢のひとつに私の事務所もぜひ。

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。