私の平成31年税制改正要望!

29.7.6 東京地方税理士会に、平成31年の税制改正要望のメールをしたよ。

7月7日までなら、税理士会員ならメールしていいんだって。

では遠慮なく~♪ と全部で6つ提出。しっかり文章の作り方も学んだし、前よりは少しはマシな文章だったんじゃないかと。・・・信じたい。

(過去関連記事)私の税制改正要望!29.5.15 公開済 →https://mina-office.com/2017/05/15/zeisei-kaisei/

1、消費税の延納制度の導入

売掛金などの未回収金に限定して、消費税の延納制度の導入を要望した。

既に、東京地方税理士会でも検討しているんだよね。利子税が安いから、なんでもかんでも延納OKにしないで、未回収金のみにしてもらいたいよね。銀行が潰れちゃうからね。

未回収の金額に限定することから、複式帳簿を備え付けていることを条件にしてね、とも書いておいた。

2、国税不服審判の税理士登用

納税者救済のための国税不服審判所が、適正な審議がされているのか不透明である。

各事案の審判員に、争点となる税目の合格者である税理士を加えることを要望する。

一事案ごとの単発業務とし、税理士の本来業務の継続を可能とすべきである。

国税不服審判所の審判員に民間の専門家を登用しているとあるが、税理士にはそれぞれ専門分野があることを考慮すべきである。

裁判員制度もあることから、税の専門家である税理士が国税不服審判所について透明性を国民にアピールすべきである。

(以上、送信文書のまま)

3、寡婦(夫)控除の是正

これも、以前の記事に書いた。東京地方税理士会では、男女間の差別がなくなるように、という論点ですでに議論されている。

加えて、婚姻歴による差の解消、所得要件、養子縁組による租税回避の防止策を要望したよ。

4、勤労学生控除の改正と特定扶養親族の廃止

(関連過去記事)勤労学生控除はこうすればよくなる!気がする!→ https://mina-office.com/2017/03/09/kinro-gakuseikojo/

大学生はバイトをすれば?の記事でも同じこと書いてる。

勤労学生控除は、給与所得控除にレベルアップさせて、特定扶養親族の扶養控除をなくすことを要望。

学生はどんどんバイトして失敗体験しておこうぜ、という考え方。居酒屋あたりで客に意味も分からず怒られてきなよ。そうすれば、自分が社会人になった時、店が忙しくて飲み物が遅くても怒鳴ったりしなくなるよ。

親が金持ちだと、「アンタがバイトすると税負担が重くなるから、小遣いあげるからバイトしないで」という世の中の流れがありそうじゃない?

だとしたら、税制もちょっと悪い。

5、所得控除はやめて税額控除へ

所得控除は、所得税法においては金持ち優遇制度なんだよ。超過累進税率だから。

配偶者控除の改正、ふるさと納税の高額所得者優遇問題があったように、とうとう所得控除の在り方にも疑問をもってもらった。今がチャンスです!

すべての所得控除はやめて、所得控除対象金額の5%(住民税では10%)を税額控除に統一して終わりにしよう!計算も簡単だし、不公平感もないよ。

そのかわり、高額所得者の税率は少し下げよう。

所得控除の簡素化は、東京地方税理士会でも議論されている。風が吹いている!

(関連過去記事)配偶者控除はこうすればよくなる!気がする!→https://mina-office.com/2017/02/09/haigusha-kojo/

6、給与所得者の住民税の源泉徴収制度の導入

給与所得者の住民税も、所得税の源泉徴収税額表に含めて、概算で源泉徴収することを要望

住民税の特別徴収制度って、事業主の事務負担が増えるじゃない。退職したらいちいち自治体にお知らせしたり。毎年5月か6月に従業員ごとに住民税のお知らせが来て、それを給与に反映するのって大変じゃない。

だったら、住民税も源泉徴収制度を導入して、所得税と一緒に天引き。所得税と同じように年末調整すればいい。

事業主からすれば、一緒の納付書で納税できるようになるしいいじゃん。

徴収した住民税は、国から割り振って自治体へ渡せばいい。国の手間は増えるけど、自治体から「うちはいくらです」とお知らせすれば足りるので、自治体の徴税コストは浮くよね。

国と自治体の徴税コストを考えたら、トータルお安く済むんじゃないか?事業主の手間も減る。

(関連過去記事)住民税 特別徴収など → https://mina-office.com/2017/06/06/juuminzei-2/

7、感想

うーん、私って暇だね。

一応、文章は先日の勉強会で学んだことを参考に、長くならないように気を付けた。番号もふってみたりして。

色々考えるからには、行動はしたいじゃない。ゴミ箱直行だとしても、やりたいことはやったぞ!という達成感はあった。結果は、みんなが決めることだから気にしないよ。

東京地方税理士政治連盟の定期総会に参加予定なので、チャンスがあれば消費税と寡婦だけは伝えたいんだ。

納税者の気持ちを伝える意思とチャンスが私にはある!キラッ!

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。農業経営アドバイザー試験合格者。認定経営革新等支援機関。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。

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