定期総会巡りが終わり、なんとなく「税理士会」という名の巨大組織が分かってきたかもしれない。「白い巨塔」的な争いは見られず。
士業は、それぞれ仕組みが違うらしく、税理士の仕組みは複雑な気がする。頭で考えるより、見に行けば分かる、現場主義だ!と定期総会コンプリートしてきたよ、暇だしね。「あなた、どこ行ってもいるね」と褒めてもらったよ、へーい。
・税理士会 定期総会 制覇
税理士の場合、税理士登録した場所の支部に強制加入するんだよ。
まずは支部の定期総会へ。29.6.7 → https://mina-office.com/2017/06/20/sibu-soukai/
次に、支部のボスである、東京地方税理士会の定期総会へ。29.6.23 → https://mina-office.com/2017/06/26/zeirishi-kiki-2/
最後に今回の、日本全国15個の税理士会の集まる、日本税理士連合会の定期総会へ。29.7.27 → https://mina-office.com/2017/07/28/nichizeiren/
それぞれ、懇親会に来てくれる課税庁の人が税務署→国税局→国税庁になるので、イメージが分かりやすかった。国税局長が一番大変じゃん。東京会・東京地方税理士会・千葉会に行くんだよね。ヤダねー。管理職だから残業代も出ないねぇ。ま、仕事だし諦めてもらおう。
スピンオフで、神奈川県・東京地方税理士政治連盟にも行ってきたよ。29.7.19 → https://mina-office.com/2017/07/21/seijirenmei/
・小さいコミュニティが頼れる
さて、
国税庁が一番スゴイのかというとそんなことはない、話すことないし。やはり税務署との接点が一番面白かったかな。近いし。「案内板を変えてみたけど、アドバイスちょうだい」とか言ってくれて一緒に納税者のことを考えてくれていて、よかった。
日税連の会長が一番スゴイのかというとそんなことはない、話す時間ないし。頼りになるのは支部の先輩・仲間だね。近いし楽しいし。共通認識がある。あの場所がどうのこうの、昔はこんな感じだったとか、身近な話は聞いていて面白いよ。
このように、より小さいコミュニティが一番頼りになる存在であるべきよ。
そう思うと、誰もが知る税理士法人にしかないスゴさと、小さい町の看板もない税理士事務所とでは役割が違うんだ。だから、私は自信を持って良い!
・ふてくされたら終わり
ところで、税理士会巡りをしていて思った。
税理士会が民主主義のミニチュア版だと思うと、組織の中の一人として、せっせと考えることとその実現とはほど遠いことが分かった。みんなのルールだから、自分の意見が通らなくても当たり前なんだけども。
頑張る人ほど、実現しないことで諦める人がいることも分かった。諦める人が多ければ多いほど、ヤル気ある人の発言力が大きくなり、みんなの意見なのか一部の意見なのかが分からなくなる。
意思表示しないと、分からないからね。「何食べたい」「任せる」なら、どんなメシでも文句言うのもなしよ。
考えることをやめたら、つまんないかもしれないな。
一方で、結果が出ないとつまんないかもしれないな。
それでも、人任せにしていつの間にか勝手にされるのは嫌だし、みんなの総意だということを証明するために、考えて要望してダメでもまた考える、ということを続けていくべきよ。会務をしてくれる人の正当性を証明するということにもつながるよ。(と、言い聞かす)
だいたい、会長さんたちはたいてい、従業員がいる経営者税理士だからね。でなきゃ、会務できないじゃん。
そうすると、顧問契約のない納税者について、税務相談を通して納税者の税に対する思いを伝えるのは私くらいなんじゃないの。仕事がない独立したての税理士の苦悩が分かるのは、私くらいなんじゃないの。
税理士業界の将来のために、会務をしているオジサンたちに、市井の納税者の気持ちと若手税理士の気持ちを伝えてさしあげなければ!
という使命感を持ってみようと思う。仕事がない時間を楽しもう。開き直りも必要だし。
なお、税理士会は会長などの会務をやる人に給料が出ないので、押し付け合いになる。なので、白い巨塔のような腐敗は今のところ見当たりません。雰囲気もない。
といっても実際のところは分からないので、引き続き、潜入捜査を続けます。