お金持ちが優遇されているからケシカランの議論は間違っているよ。一部の税金のみをもって議論してもしょうがないからね。全体の税負担を考えるべき。タックスミックス。
まずは、生活困窮者を税が圧迫しないことよ。庇護なく自立して生活できる社会がいい。
1、お金持ちの年金支給停止
年金暮らしで事業所得や役員報酬があって、不動産所得があって上場株式の配当などでウハウハ暮らしのお年寄りが、こんなに優遇されててよいのか、という議論には、感情面では納得する。
大丈夫だよ!マイナンバーで年金の支給停止があるからね。今は給与と年金の合計額(28万円~46万円)で年金を支給停止にしている。
年金機構HP 支給停止 → http://www.nenkin.go.jp/oshirase/topics/2017/2017040102.html
いずれ他の所得とも合算して、収入がある程度ある人には支給されない時代が来るよ。多分、もうすぐ(私見)。
2、老後は自分で頑張れ時代
だからこそ、401kなど、「自分で老後を備えようキラッ」という制度がチラチラ出てきたわけで。
401kや、私のイチオシの個人生保年金は、人によって対策が違うから、税理士に相談してみよう。私とかに。
公的年金を信用するな財テクやろうぜ、みたいな話題の記事が売れるじゃん。
不安を煽るマスコミには反感を持つけど、これについてはマスコミ頑張れって感じ。将来の備えは大事だよ。不安は、未来への対策がある程度見えてくれば払しょくするよ。安心して仕事や子育てを頑張ってほしいじゃん。
てか、公的年金で最低限生活できるような社会がいいんですけど、無理ですかそうですか・・・。
3、年金を払う人がいないと困る
ところで、「いつかもらえるから、頑張って年金を払う」という気持ちがあるから、年金を払ってる人も多いよね。実際には、そういう仕組みではないんだけども。
「年取って、収入があれば、今まで払ってても年金はもらえない」という社会がよいのか?
「年取って、収入があっても、若いうちに払ってきた年金はもらえる」という社会がよいのか?
年を取っても、経営者や技術者などガンガン働ける能力がある人の勤労意欲を阻害してよいのか。そもそも、そういう人たちが隠居してしまったら、国家の損失だよ。
4、それは国家の損失です
働けるのに、税制などのせいで働かない選択をさせてしまうのは、国家の損失だよ!
と、作家の佐藤愛子は昔、役所の人に言ってもらったことがあるらしい。親友の遠藤周作が、「アンタが働かなくても国家は滅びないよ。その人が良い人だっただけ」という趣旨の会話をしている。
いいえ、遠藤先生、誰かが働かなくなったら、それは国家の損失だよ!
そもそも、年金は、
「年取って働けなくなったから収入がない(老齢)」か、
「働き手を失って収入がない(遺族)」か、
「障害があって仕事がない(障害)」のいずれかの事由に該当するから受給できる。
5、年金は税金なんだよ!
年金は、税金なんだよ!
税金と別建てて年金保険料を徴収するから積立預金みたいな気持ちになってるけど、実はそれは違う。死んだらほぼもらえないし。
年金は、税金に組み込んだら?バラバラに徴収されてもムカつくだけでしょ。
そもそも、戦費調達で始まった年金制度、その後もツギハギでここまで来たけど、そろそろ限界なんじゃない。
そこで税と社会保障の一体改革があり、税制抜本法という法律が施行されて軽減税率が始まったんだよ。ためになるねぇ~♪
6.問題点は解決していこう
偉い人達が知恵を絞って国を作ってきたのかと思いきや、結構目先のことだけで制度を作ってきて、今問題がボコボコ出てきちゃってる。将来のことは分からないから、昔の人を責めるのは可哀想だけど、問題が出てきている今、
「誰かのメンツ」のために制度改正が遅れるのはバカバカしい。
政治家とか学者って、国はだれのものって思ってる?
国民のこと、数字としか思ってないんじゃないかなって思う時ある。誰かの顔を思い浮かべて、制度を検討しているのかな。
民主主義って、多数決のことではなくなったらしいよね。少数派の意見も聞いて、ベストな方法を探るのが民主主義なんだって。
いったい何が公平なんだろうね。分からない。「偉い人」なんか当てにできない。今日もひとり、模索の旅はつづく。