税理士の看板(非売品)

税理士の表看板はお金で買えるけど、税理士の真の看板は売ってないので自分で築き上げなければならぬ。終わりがないよ。

「自分の得意分野を売り出しましょう」

税理士の場合、専門特化が少ないから得意分野って困るよね。

・苦手なこと

私はすごーく表現に困って(今も)、得意なことよりも出来ないことを書き出してみたよ。

経営コンサルは出来ないので、売上げアップのお手伝いはできそうもない。(経営計画を得意にしている同期の税理士がいて、考えてることが全然違くてスゴイよ)

経理丸抱えをして内情把握をしたいので、経理がいる会社さんは私の出る幕がない。

従業員を雇用しないので、従業員が何十人もいる会社さんは私では力不足。

英語が出来ないので国際取引が多い会社さんは私では力不足。

経営とかよりメンツ優先で政治力がモノを言うみたいな会社さんは、私では空気読まないから無理。

・得意なこと

では、逆なら出来るんじゃないか?という道順で考えた。

私は法人は手段であり、目的は個人が安心して暮らせる生活を目指すという考えに基づいて税理士業務をしているので・・・。(と最近気が付く)

相続対策を含めた意思決定のお手伝いができる!

個人課税が得意なので、オーナーの手元に残るキャッシュという観点で法人経営を考えることができる!

忘れてたけどFPだし。

たいていの税理士が嫌がる、記帳代行をやる!給与計算の仕訳とか、説明するだけお互いに面倒よ。社会保険料も計算するよ。役員報酬は、税理士と相談しながら決めるんだからさ。

勉強会に積極的に参加、学問的な勉強会は多くの判例に触れたり思考力が付くので、攻守バランスのよい税務処理を考えることが出来る!

同業者同士・他士業同士との交流も深いので、情報量が多い。

なんたって仕事が無くてヒマ(今はね!今は!)

と、いう訳で、ホームカンパニー(ひとり会社などの小規模会社)と、相続案件が私の得意分野。かなぁ。

そもそも、得意分野って、自分で思ってるだけかもね。「(発想がアレだから)コンサルが向いてる」と言われたこともある。

確かに、色々思いつくのでコンサルが向いてるかもしれない。組織活動は苦手なので、社長が独断で決められる会社の方が、相性がいい!根回しみたいな高度技術はないし。

・税理士は誰でもいい

そもそも、税理士って誰でもいいじゃない。

連絡がとれて、
クライアントのこと考えていて、
領収書の処理をルール通りにやっていて、
申告書を間違えないように作って、
ミスったら誤って、
将来のクライアントの生活設計を考えて、
社会保険・年金についても考慮した役員報酬等を計算して、
不動産所得がある場合には適正な額を計上して、
役所からの謎な資料の解読を一緒にやって、
事業がいいときは一緒に喜んで、
税額こんなにあるのと言ってそういう気持ちは脱税の始まりだと過剰反応されて叱られたり、
事業が低調のときは一緒に困ったり、
誰にも言えないお金の話を言えて、
人に言いたくない家族の問題を言えて、
平凡な能力だけど便利

という存在であれば、税理士など、誰でもいいじゃない。

誰でもいいんだから、私でもいい。

「ここまでやる気持ちがある」ということが、現在の私の看板と言えるよね。

さて本日はPR記事だったけど、ここらで看板(閉店時間)です。ドヤッ

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。農業経営アドバイザー試験合格者。認定経営革新等支援機関。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。