AI どんとこい派

AIについては、税理士はビビり派と歓迎派に分かれてる感じ。

どんとこい、AI !という心境よ。

最初は、AIマジかーこれは税理士業界終わったぜ、という論調を読んでビビっていたけれども、実際に会計ソフトfreeeを使っている事務所でバイトしたり税理士会などの研修会で勉強してきて、思った。

・・・別に心配することなかった!今までとあんまり変わらないし、freeeは便利よ。絶賛オススメできるケースもあるし、全然向いてないケースもある。

クラウド会計・AI・IOT云々は、経済効果を狙ってるだけって感じで、従来の税理士業務には影響を及ぼさないよ。単純作業が減るだけ。多分、私の目指す税理士業務にはあんまり影響がないね。土地評価の自動化なんて、超助かる。そこを基点に納税者有利に評価すればいいんだからラクよ。

現在の風潮では、「クラウド会計やAIで全て解決しちゃいます」みたいな印象を与える広告が多いみたいね。他は知らないけど、税務申告はそうもいかないよ。

問題が、後から出てくる。税理士は、情報に踊らされずに自分で考えないとさ。

納税者は、手間とコスト削減できていいけど、税務メリットを捨てるケースもある。ペナルティを課されてしまうケースもあるかもね。納税者は、デメリットも理解したうえで上手に利用すべきよ。流行に飛びつくだけというのはやめた方が…。

いずれ、AI疲れちゃいましたって人が絶対出てくる。商機がきた!

と、いう訳で、AIもクラウド会計も一部取り入れつつ、うまいことやる戦法でいく。

AIですべてが解決する世界は、やってこない。政府税制調査会・政治連盟の総会に立て続けに見学したり、消費税の青税研究会に参加することで、展望が広がった。

先を読む力、機微により相手の気持ちに沿う力が、機械にあるのか。

結局は感情があって思い通りにならない「ヒト」でなければ解消しない気持ちって、なくならないんだよねぇ~。

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。農業経営アドバイザー試験合格者。認定経営革新等支援機関。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。