30.2.26 JDL電子申告との格闘は夜明けまで及んだ話。
おかげさまで、2月は少しの仕事にありつけたわ~!
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・クライアントの利用者識別番号を取得
利用者識別番号は、JDL電子申告からも取得できるよ。あっさり出来てしまった。逆に心配になるという・・・。ただ、先にマスターを作る順番があり、結構二度手間になるのでしっかり順番を習得しないとならぬ。なにその俺シカルール。
シカ頼みではなく、税理士が自力で利用者識別番号を取得する場合には、IEを開いて、クライアントの「利用者識別番号を取得」しましょう♡ 代理送信の機械とカードが必要。
「確定申告書作成コーナー」で検索 → https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/kakutei.htm
画面一番上の青い大きなボタン「作成開始」をポチリ →
左のしゃくれアゴのイータくん「e-tax」をポチリ →
「すべての要件を満たす」にチェックマーク →
納税者情報を入力 →
代理送信にて登録 →
利用者識別番号と暗証番号の画面を印刷 →
メールが送られてくる又はe-tax webからログイン →
お疲れさまでした!JDLのマスター管理にも利用者識別番号を登録すれば、当該クライアントについて電子申告出来るようになります!
Windows10だと、なかなかたどり着けなかった。
IEを開いてインターネットのバージョンを落とさないと、国税庁のインターネットと繋がることができないんだよ。国税庁がお願いしたけど、Windowsに対応を断られたんだってさ。
・電子申告データの削除法は?
さて、電子申告も頑張らないと、とJDLにてデータを読み込み。
・・・・うまく電子申告できなくて、結局ギブアップして紙提出したデータがまだ電子申告のところに寂しく残っている。くっ見るたびに苦闘を思い出しちゃうから削除したいのに、やり方が分からないという・・・。
これは、宿題だね。もう・・・。繁忙期終わってからにする・・・。
・JDL電子申告の盲点
さて。現時点のJDL電子申告に振り回され具合は以下のような感じ。
JDLの所得税は国税庁の確定申告作成コーナーに劣る。(キッパリ)まぁ1年間1万円程度だから過度な期待をする方が悪いのかもしれないね・・・。
それでも、安いし助かってる。将来予測をすることもあるから。しかし税制改正対応はギリギリだから、結局勉強は欠かせない。
国税庁のものだとバックアップが面倒だけど、JDLだとオフラインでも見れるし入力も慣れたから所得税は使いやすい。それに、「国税庁HP」との記載がある申告書はちょっとね・・・。自由度もないし。
もう、添付書類関連は全部郵送にすればオールオッケイ・・・。と今になって気が付く・・・。
マスター新規作成も、決算書と申告書では何らかの儀式を行わないと二度手間になることがあり、毎回格闘している。もう、順次自分のJDL利用マニュアルを作るシカない!
・・・そういう俺シカルール手順をいちいち覚えられないっ。税法を学ぶほうが先。で、直前になって税務ソフトで時間めちゃ使う、というもはやコント仕立てとなっております。
もう、ツノを出して怒ったりしない。ただただ、静かに何度も住所を打ち込んで何回も確認するのみ。人生は諦めも大事よね。うん。
1、株式譲渡の際の注意点!
株式譲渡の計算書が自動で電子申告取り込みをしない。ので、自分で「追加帳票」しないと送信されない・・・(事前に気が付いてヨカッタ・・・・)
所得税のところで印刷できる添付書類は、すべて連動してくれる、なんて思うのは甘え!
株式譲渡の計算書(付表)は取り込めない。・・・PDF添付で電子申告か、郵送となる。おぉぉ。
2、代理権限証書の注意点!
税務代理権限証書は、所得税申告書の30条の欄にマルをしても、電子申告では連動しない。いやいや・・・・。自動連動しないまでも取り込み時に再度、聞いてくれてもいいじゃないかぁ・・・。(電子申告マスター作成時に警告は出るので、このチャンスを逃すとスルーされちゃう)
当たり前にくっ付いてくるものと思うのは甘え!代理権限証書が電子送信されるかどうかは、データ取り込み時にもう一度チェックを。
3、外国税額控除の罠
国税庁の確定申告書作成コーナー最強説。
JDLでは、外国税額控除の明細書が所得税申告書の添付書類で作成できない。(達人では出来るらしい)
「カンタン申告書作成」で作っても、電子申告と連動していないので記入するだけ時間の無駄。
電子申告のシステムでベタ打ちするのが正解・・・。しかも足し算もしてくれないので、本当に手書きと同じというスパルタシステム。
なお、国税庁の確定申告コーナーでは、外国税額控除の計算式が組んであるので、一旦国税庁の方で作成し、JDLでひとつ一つ打ち換えて、数字を1つ1つチェックするというナニソレ意味不明な時間を費やすことにした。(ひとり税理士の検算の重要性ってやつ)
わわーっ!って言っちゃった。わわーっ!って。
結局、「カンタン申告書」で全然簡単じゃない書類を作成し、数字をすべて手作業で確認し、印刷して郵送することにしたわ・・・。ま、レアな税法だからしょうがないよね。
4、過年度の法人税申告の注意点
今日は税務署の方から電話があり、「復興法人税申告書は、提出できない期間のものも一緒に電子申告されています~(税額は0円)」とのこと。
ええ~!JDLはエラーも出してくれないの?マジか、冷たいぞJDLのシカ!
納税申告ではないからって調べもせずに提出しちゃった。自分が悪いね、反省。今から「提出はスルーして」という趣旨の取り下げ書を作成いたします。
なお、取り下げ書を提出したところで、当初の提出物も取り下げ書も保管されると聞いたことがある。取り下げ書を出せば、廃棄してくれる訳ではないみたい。
なので、職員さんが所長にはナイショで事業主に取り下げ書の提出をお願いする、なんてことはならさないように(笑)
・アナログ経験 最強伝説
税務ソフトをまるきり信用するのは良くないね。自分でちゃんと調べないとさ。その、単純な確認作業の時間削減でソフトを購入するのであれば、ある程度の値段は覚悟すべきなのかもしれぬ。(ちゃんと勉強しておけという話だけど・・・)
やはり、紙提出最強かもしれない。でも電子申告を頑張って行政事務に協力せねばならぬ・・・うーむ。
手計算で税額を計算出来て、かつパソコンにも強い、なんて人はあんまりいないんじゃない。(自称はたくさんいるけど)
私は、100%電子申告の事務所にいて、その後100%紙提出の事務所へと流浪したんだよね。
電子申告と紙提出とでは、手間が全然違うけれども、紙提出を経験したことは本当によかったな。
「なんでこんな単純作業に時間を割くのだ?電子申告すればいいのに」と給与支払報告書を各市町村に郵送する手続きをサービス残業しながら思ったもんだよ。終わってみれば、行政事務の流れが垣間見れる、ありがたい経験だったわ。(負け惜しみ)
もう3月、全国の会計事務所の職員さんも当時の私と同じように個人確定申告期限に向け、うつろな眼で出勤しているに違いない。
がんばれ~、あと半月だよ!
エイエイオー!