30.4.19 「税理士界」を読む。
「税理士界」とは、全国の税理士に配られる新聞のこと。恐怖新聞ではありませぬ。
えっ恐怖新聞を知らない?…まぁいいや。
・税理士会の新聞は読むべし
わたし、勤勉だから税理士会の新聞は隅々読みます。…この新聞も私の払う会費のうちだからぁ!
税理士会が向いている方向が分かると、クライアントへの情報提供になるよね。
退職金の所得税の優遇規定は将来的には見直されるかもですって言えるでしょ。
・教育は洗脳か
で、税理士の主張を載せるコーナー、「論壇」があり。
今回はおもしろかったよ!アタリ回!
南九州の税理士さんからの論壇。
租税教育について。ってタイトルを見て、わぁ絶賛ハズレ回だわぁって思ったよ。
教育って洗脳だなって思う。
租税を教育するって、あたかも
「税金は良いもの♥税金のおかげで生きていけています♥税金、ほんとにありがとう」
みたいな響きがある。
子供の税に関する作文の入賞とか読むと、洗脳されちゃった感じが悲しいの。
・租税教育という響きがけしからぬ
租税はみんなで考えるものであり、教育するものではないと思うわけ!
税法って学問ではない、と思うわけ!
税金は、税理士や税務署のものではなく、国民のものだ、と思うわけ!
それを教え込むとはナニゴトか!?
洗脳国家はよくない!なんでもかんでも学校で押し付け教育をするのはよくない!よって、租税教育は不要!
と、租税教育にはあんまり賛成していないわたしですが。
・南九州の税理士の租税教育法
今回の論壇は素晴らしかった。
授業では、学生さん(中学生)をチーム割りして、それぞれ税負担を考えてもらう。
チームごとに発表し、各チームの違いを考える。
当該税理士さんは、高所得者には高い税負担としていることと、消費税の収入に占める負担感を対比として学生さんにお話しするそう。
そうなんだよ。消費税のように税率が同じって、平等であっても公平ではないの。
お題は、答えがないものを用意しているみたい。
・こんな租税教育は素晴らしい
「課税の公平性がなにかって答えは、ずっと皆さんがさがし続けるもの」
って私はそう思うの!以前にも書いたけど!
こういう、みんなやそれぞれが考える教室こそ、やるべきよ。
それに税理士が学生さんから学べる。こんな機会はとてもいい。
これこそ、「租税教育」だよね。
いいえ、わたしは洗脳されていない。