30.5.15 かわさき商工会議所の事業承継研究会へ行ってきた
毎日どこかで事業承継の勉強会が行われており、そんなに需要があるのかい?
「事業承継ビジネス」化になっていないか?
私みたいなちゃんとした人に関与させるべきよ。
えっ事業承継ネタは飽きた?…
・関連士業で協力
今日は顔合わせと挨拶、最近の動向について話し合い。
弁護士、不動産鑑定士、社労士、会計士、そして税理士と、各種の士業が集まる。あと銀行さんも。
事業承継で弁護士や会計士って、M&Aのときくらいしか出番がないと思ってたよ。
今回の顔合わせで分かったけども、単純な親から子供への事業承継であっても、取引先との関係などから弁護士依頼は必要かもしれないね。
次の事業主が、新しく法人を作って事業承継するケースもあるし。
従業員がいれば、雇用契約やリストラなどの相談もすべきよね。
このように、関係士業が協力することは大事よ。
なお、顧問税理士は当てにならないこともある。問題点を言うと、クライアントが怒って根に持つし。相続案件をやらない税理士事務所もある。
あっ!私はセカンドオピニオンもやってますんで!
他の税理士に相談するのがバレたくなければ、私の法人で経営コンサルしますんで!
・事業承継で重視すること
ところで、事業承継には尊重すべきことあると私は思っておりまして、
1.今の事業主の気持ち大事
2.今の取引先の気持ち大事
3.今の従業員の気持ち大事
4.次の事業主の気持ちと覚悟大事
5.関係法律、税務関連の整理大事
6.お金大事
について重視すべきである。リスク回避のために。
・納税猶予は脇役に徹せよ
税金、特に贈与税相続税の対策で事業承継するのは本末転倒よ。
納税猶予は後で払うので、厳密には税制優遇と言い切れない。
5年間の期間限定の納税猶予の特例、今がチャンスの事業承継!みたいな切り口には違和感があるわ。
大事なのは、そこにいる関係者の覚悟だ!ドヤッ
しかし、納税猶予の特例の話をきっかけに次世代への橋渡しは大事ってのは分かる。その通りだよね。
・これがいい!事業承継のバトン
なんとなく、お年寄りって自分のやり方を良かれと思って押し付けがちだから、ミドル世代としては、あんまり事業承継したくないよ。
次世代は、経営者になったら、ある程度、好きにやりたいんだ!
なので、「オラが育てた事業だから、この通りやらんかい!」という多くの事業主は、60代のシニア世代へ一旦事業承継し、ワンクッション置いたらどうかしらん?
シニア世代に一旦番頭として数年間事業を守ってもらい、次世代の事業主を育ててもらうのがよいと思う。
次世代の事業主は、1度起業して、成功体験と失敗体験をした人が事業承継する人として相応しいと思います。
わたしって頭がいい!