IT事業者の勉強会

30.6.12 とあるIT事業者の勉強会へ参加!タダだし。

「ITとは、パソコンとスマホを使ってなんかすること」です。(この際キッパリ)

・ITとは何か

ITとは、なんか難しく考えていたけれども、単なるパソコンやスマホに関係することを言うんじゃないか。

ITとは、でグーグル先生に聞くと、いんふぉめーしょんてくのろじーの略です、って答えてくる。もっと分からなくなるけど、分からないと言うととんでもないアホ扱いされるので黙ってる、という人もきっと多いよ。

・結局、みんな分かってないのでは?

で、「ITの意味知らないのかよ!(嘲笑)」とアホ扱いした来た人に、「分からない、ITとは何かを教えて教えて」って聞くと、めっちゃくちゃ複雑に説明してきて、求めていないITの中の複雑な技術の説明だったりするよね~。

Wi-fiとはなんですか、と聞くとすっごい時間かけてうんざり顔で説明してきて。結局のところ、「コードレス電話のインターネット版」ということだけ知れればよかったのに。〇〇の略で~のくだりや歴史の説明はいらないの!

税金で例えると、「年末調整なのに返金されなかったから会社ぼったくり」というサラリーマンの文句について、税理士が申告納税制度と源泉徴収制度について説明しだす、みたいなもんだよね。(そんなこと聞いてないよ、専門家はアホ)と思われて、「税理士さんてスゴイですね」とサラリーマンの心の中でアホ扱いされるみたいな感じね。

IT革命っ!て大騒ぎしてテレビCMでもIT化最強、みたいな宣伝がありますが、ふと冷静に聞いてみたら誰でも使ってるじゃないか。IT化していないなんてクスクス(嘲笑)。みたいな言われ方をされていますが、そもそも「IT」の意味が分かってなかったっていう。

・事業主と税理士とのズレ

ITを導入することで、こんなにいいことがありました!さあ、IT事業者の皆さんもどんどん売り込みましょう。というセミナーです。事例をいくつか紹介してくれていたけど、そんな原始的なことを疑問もなくやっていたんだなぁ。

たとえば、在庫管理という観点は事業主には重要だけれども、税理士は期末の在庫にしか興味がないよね。こういう観点を見過ごすと、事業主の気持ちと添えなくなっていくので、注意しないとね。

「社長、わたしの仕事は在庫管理という概念がなくて大変さが分からなくてごめんね」の一言があればいいよ。分からないことはしょうがないし、分かった気になることは罪深い

悪いのは、「社長、事業主なのだから、在庫くらい管理しなさい。決算組めないから」という言葉だよね。だったら、提案してこいよ、と。

・セミナーの感想

セミナーでは、ワークの時間もあり、「近隣にカレー屋さんが出来て、問題解決としてどんなことがあげられるか、隣の方と考えて発表してください」との急なフリ。まぁまぁ盛り上がり、隣の人と仲良くなるという事象がありましたわ~。

PDCAという考えに多く時間を割いていた。講師の先生は慣れていないからと前置きしつつ、優しい感じで進んでよかったわ。

なんというか、ITって難しく考えていたけれども、実際に支援側としてふれてみれば何でもなかった。こんな単純なことに国が時間や予算を割いて「国際的競争!」とか言っててアホか。

なお、私の所有する法人では、IT導入補助の支援を行っております♡

なお、私自身の税理士事務所は、経営革新等支援機関(認定支援機関)です♡

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。農業経営アドバイザー試験合格者。認定経営革新等支援機関。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。