30.7.28 鬼怒川へ夫婦で旅行に行ってきました!
第4話はローカル線・野岩鉄道
夫が、ろくに家事もせず家でゴロゴロ苦悩している妻を見かねて旅行に連れて行ってくれたわ。
1泊2日の鬼怒川旅行、初日に川下りを満喫し、SLの撮り鉄もし、すっかり夫は2日目のプランがない。
なにやってんだ、ぬるいぞ!交通費にナンボかかってると思ってる!時間ギッシリ楽しんで、交通費のモトをとるべく効率的に観光地を1つでも多く回ることこそ、旅行の楽しみではないか!
・旅行の楽しみ方 計画通りの私
夫「のんびりしに来ているのだから、仕事のようにギッチリ計画を立てなくてもいいのではないか?休日なのだから」
うるさーい!正論はやめるんだ!
時間の効率性が分かってない!10分あれば、税法の理論がいくつ回せると思っているんだ!こうやって時間と知識の積み重ねで私は飯を食っているんだー!
・・・今は食えてなくても、こうやって積み上げていくのっ・・・麻雀も仕事のうちだから!
と説き伏せて(なにを?)、私は2日目の入念な計画を夫にプレゼンしたのであった。
・・・このように、旅行については考え方が人それぞれなので、振り回される方はたまったものではないよねぇ。
ま、好きで結婚したのだから諦めてもらうしかないよね。うん、そうだよ。諦めてもらう。
・西村京太郎を越えた!?
西村京太郎もビックリ!わたしの「ローカル線・野岩鉄道を満喫ツアー!」
てか、夫が野岩鉄道に乗りたいというから計画したのに、当事者の夫のテンションが低いってどういうことなのか。
さて、上記の計画をプレゼン致します。
本数が限られているので、決められた電車に乗り、ローカル線と特急電車を楽しみ、帰りの電車までの待ち合わせ時間に昼飯を食べる。という、ただそれだけの計画であった・・・。
そして、ちゃっかりSL大樹にも乗りたいなぁ、もしくは写真を撮りたいなぁ、とにかく、SL大樹に間近で会いたいなぁという野心もちりばめておりました。
我ながら、素晴らしい計画であり、西村京太郎もビックリの時刻表計画!(誰が見てもだいたいこうなる)
・鬼怒川温泉駅から湯西川温泉駅へ
11:43、鬼怒川温泉駅から新藤原駅へ向かう。
これは東武電車かしらん。川沿いを走るので、景色もステキよ。
いつもはバスや車で来るので、見慣れた景色を車窓から見るという経験はとてもよい!「あ~こんな顔してたんだ」と夏の日の1993の歌詞みたいなこと思うよね。
廃墟感、120%増し!
・ローカル線 野岩鉄道
新藤原駅から、ローカル線の野岩鉄道に乗車!これが、普通電車なのでめっちゃくちゃいいんだよ!
途中、龍王峡を通過。駅もそれぞれ昭和の雰囲気が残っている。ダサい感じがすごくいいんだよ~。
野岩鉄道は、名前の通り渓谷を駆け抜ける山の電車であるから、トンネルが多いのよね。で、人が乗っていないので、まるで銀河鉄道999の世界なのよ!
トンネルが「ゴーッ」とか言わないの。なんか、静かなんだよ。ガタンゴトン、とかいうの。いつもの地下鉄と違うんだよね。
駅にも人がいないし。ああ、なんて贅沢なんだろう。山にせっせとシャベルをいれて苦労して予算賭けて作ったトンネル。地元の期待とか反対とか入り乱れて、赤字まみれのローカル線。そして、観光客はわたしら夫婦だけ。
こんなに、いいところなのに!来ない人らアホでしょ!
・農地と森林
ところで、渓谷を走るため、農地は全然ありません。日本の国土のうち、耕作できるのはあんまりないんだって。よくよく調べてみると、日本の国土が3779万㎡ほど、農地は400万㎡ほど。10%程度しか、農地はないのかしら?
森林は、国土の70%を占めるらしい。森って大事だし税(森林環境税等)も導入されるし。農地の耕作放棄地も問題だけど、森林放棄地の方がヤバイんじゃ?
(国土交通省HP 我が国の国土利用推移 H19 PDF)→ http://www.mlit.go.jp/singikai/kokudosin/keikaku/jizoku/14/sankou04.pdf
・湯西川温泉駅
銀河鉄道・・・ではなく、野岩鉄道は湯西川温泉駅に12:07に到着。ああ~。もう到着してしまった。はしゃいでいたから、時間があっという間だったわ。
湯西川温泉駅は、トンネル内に駅のホームがあるよ。その先は川を越える鉄橋があって、神秘的なのよ~♪ 湯西川温泉駅の向こうには、光があるんですなぁ。昼間であっても。
湯西川温泉駅のトンネルは、すっごく静か。無音にもいくつか種類があるんだなあって分かるよ。渓谷の呼吸音なのかもね。無表情な温かさがあるんだよ~。行けば分かるさ、いくぞー!
1、2、3、ィャォ~!