30.8.9 相続税の課税方式について意見交換をしてきたわ。@横浜
私は遺産税方式がいい!
だってさ、遺産税方式って相続法を大事にしていて「死んだときの財産」に課税するんだよ。
言い換えれば、相続権に課税すると言えるのかしらん?
チビチビ貯めといても税金で持ってかれるってこと!宵越しのカネはほどほどに?ワハハ!
遺産税方式って死んだ人に課税するみたいに見えるので、間接税なのかもね?相続人が代わりに納税する感じ?だから、連帯納付って考え方があるんだろうか。
えっ相続税は間接税ってアホ理論?
さて、びっくりしたことは、横浜で意見を聞いたら取得税方式は財産をゲットしたという事実に対して課税すると考えているらしい。
包括的所得概念だ!
なるほど!遺産税にはない考え方ね。
被相続人の気持ちとか、遺品って考えがないみたい。もらった人のフトコロがホクホクしたら、ホクホクに課税。
んー?変じゃない?変だと思うんだけどな?
相続税をなくして所得税に一本化すべきという議論は、業界では割りと議論されているらしいけど(学者からこれよく聞く)、変じゃない?
包括的所得概念という考え方は理解できるけど、相続権って家族にあるじゃん?
相続法をシカトしちゃう感じの取得税方式は、なんか受け入れ難いんだよね~。
グダグタ言ってたら、「遺産税方式と取得税方式とは、考え方の違い」と言われ、そうね、だったらどっちも正解でもあるよね。と平和に帰ってきた。
よく学説で言われる、「遺産税は家族の連帯感」とか「遺産税は社会への還元」とかいう意見には何いってんのかなと。
金持ちが死ぬまで財産を維持できたのは治安と金融システム等を国家で守ってあげたからって考え方だよね。社会への還元って言う?遺産税方式は、セキュリティシステムの後払いでしょ。
相続税は治安の対価という独自考え。
遺産税は、相続税の総額が決まるところがいいんじゃないかな。遺産の分け方に関わりなく。未分割でも徴税出来るとこがいいよね。
小規模宅地や農地税制などで課税価格が減額することも良いと思うけど、考え方の根本が間違っているみたい。では、この論点はちょっと置いといて…
遺産税は、富の再分配という「金持ちは3代で平民になる」という貧乏人のジェラシー回避にもなるので、被相続人の相続財産が多ければ税率が上がっちゃうのはしょうがないんじゃなーい?
と、思ってる。
まぁ、取得税派閥の言う、「他の相続人の財産が増えただけで税負担が増える」「連帯納付はビクビク暮らすことになる」「水平的公平が保たれない」などの批判はその通りね。
そうそう、担税力という考えもあって、質的担税力と量的担税力って言葉があったわ。
なんか、色々と考えることがあって難しい。けど、こういう違いについて考えることはおもしろい。
ガンバるぞ!にょ~!