30.8.1 租税について小学校から高校まで、こんなにも教えていくらしい。
税理士こそ教わるべきね。
租税教育について、国税局主催のセミナーへ行ってきた!事前申込制。今後の租税に関する教育について、教わってきたわ~。すぐそこ!未来の租税教育最前線レポ!
・学習指導要領が変更に
2020年以後、順次学習指導要領が変更になっていくらしく。今までのものはよく分かりませんが、とにかく、租税教育が充実するらしい。
議論する授業なんて、私は受けたことないよ。時代は、変わるんだね。自分の中から生み出していくことや、仲間から学ぶってとてもいいことだよね!
・小学校では
2020年以後、小学校3年生からじわ~っと税金という存在について教えていくみたい。
まずは税金という存在があるということから教える。
6年生では、勤労の義務・教育を受けさせる義務と並んで納税の義務についても教える。議会制民主主義という考え方も教えるみたい。うん、これらは私も学校で教わった。
裁判員裁判についての仕組みも教えるみたい。
色んな角度から義務や責任と合わせて考え、自分の考えをまとめさせる教育だって!難しいんだけど!てか、それ今、私が取り組んでいることと同じ・・・。
うーむ、私は小学校6年生レベルだったかー。ま、先取りってことで。
・中学校では
私も公民の授業で再び国民の三大義務だの基本的人権のソンチョーだの学びましたね~。議会とか選挙のくだりとか、権威大好き校長先生の演説と同じくらいつまんなかった。
2021年あたりから、中学生は「財政と租税の役割・市場の働きに委ねることが難しい諸問題に対する理解」を学び・・・。
税の使途や配分のあり方、租税の意義や税制度の基礎を理解できるようにし、納税者としての自覚を養うらしい。おお・・・・。
最終的には、例えば少子高齢化の社会保障・財源の確保・マイナンバーなどについても考察してまとめたり、説明したりする活動を取り入れるなど工夫することも考えられる。・・・。
もはや、学校に「教える先生」はいらなくなったね。仲間から学ぶ時代へ。
「持続可能性のある税制」「公平・公正の概念」「累進課税」「あるべき税とはなにか」などを考えさせる中学の教育・・・。
・・・累進課税なんて、30代になってから知ったよ。
・高校生では
2022年あたりからは、高校では「政治経済」の授業のほか、「公共」という授業が出来るらしい。
複雑な諸課題を高校生に投げかけちゃう。妥当性や効果などを考えて、社会参画への思いを育むのが狙いらしい。
分からなくても、なんか答えを出せ、という授業になっていくみたい。今までの、学校で授業を聞いて覚えてテスト、という私の時代の学校はなくなっていくのかもね。
・「公共」の授業
「公共」は上記中学校で教わる租税の使途を含む重要性や少子高齢化の社会保障のほか、経済成長と環境保全の追求など相互対立関係の調整などについても検討するらしい。まぁ、いわいる昔の公害的な?
例えば、の記載を列挙すると、
「民間企業でも供給できることを政府が提供する理由」(安定するからね~)
「消費税と所得税はどっちがより公平な税か」(所得税だよね~)
「税と社会保障の国際比較」(単なる真似はやめようね~)
「高齢化社会の国民負担率上昇を抑えるための方策」
・・・難しいねぇ。まぁ高校のレベルに拠るんだろうけどけどね~。
・「政治経済」の授業
「政治経済」の授業では例えば、次のようなことが議論されるみたい。
国債と、国債依存による財政破綻への懸念、社会保障費負担が増大することによる政策的経費の縮小、社会保障支出と国民負担率のアンバランス、将来世代への付け回し。・・・。
歳入や歳出の見直し、国民生活や福祉の向上、経済活動の活性化、世代間の公平性などの観点から考えさせていくみたい。
・・・私は高校では教わらなかったなぁ。教わったけど歩いてたら落としちゃったのかも。交番に落とし物で届いているかもしれんわ。
・税理士の未来
このレベルの教育をするのであれば、いよいよ昭和の税理士は不要ね。
10年後には、こういう高度な教育を受けたわかいやつらがクライアントになるかもしれないよね。
こういう世の流れに合わせて次世代の税理士像を考えないとならないわけだ。
納税者は自分で調べて自論を持って、税理士に相談に来るわけよね?ってことは、税理士も経済動向についてしっかり勉強して意見交換できるようにならないとならぬ。
税理士会のオジサンたちの言ってることがやっと分かりました!知識が不足しててゴメン!
それにしても、「わかいやつら」はすごいわ。わかいやつらから色々と教えてもらおう。教育が違うって知っておかないと、話が通じない(共通認識がない)から、気を付けないとね。
・・・なんか、私が高齢者になったとき、社会保障が減るように感じるのは気のせいだよね?ね~。