終戦記念日 社会参画と教育

30.8.15

組織の中で、わたしは”その他大勢”に過ぎないの?はい、過ぎません。わたしは単なる”その他大勢”です。・・・税金や会費を負担しているのに。

一人ひとりで知恵を出し合って組織を良くしていきましょう!個人尊重!とか言われていますが、結局わたしは利用されている。

誰だって、自分のことしか考えていない。突き詰めていけば、あなただって私だって、そうなのよね。

自分だけの幸福の追求のために生きても構わないのではない?冷静に考えてみたら、自分だけの幸福の追求は組織や社会の幸福(というか安定っていうの?)があってこそ実現すると行きつくんじゃないかな、と。

どこまで、組織や社会に貢献するかというバランスは、その人次第。

しかし、法律は誰かの思いとは別の線路で走っているのでその枠内に限って自由な行動が出来る。あなたの思いと違っていても、ルールは守らないといけないの。脱税をしてはいけません。

もし、税法がおかしいと思ったら、みんなで話し合いを行い、法律で変更することができる!「みんな」は議会です。税法であれば検討し、税理士経由で政治家や公務員にあるべき税制を提言することが可能、だからわたしは税制改正のことをいっつも思っている!職責だと思うし。時間あるし。

だって、社会の幸福はわたしの幸福につながるからね。結局、自分のことしか考えてないのかもね。

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ところで、”その他大勢”に過ぎないあなたは、どのような行動をとるでしょうか?

あなたや私のような”その他大勢”が、ただ読んだり聞いたりしたことを鵜呑みにして行動していたら、「声が大きい誰か」の思うつぼだったりするわけです。

個人尊重と持ち上げられたふりをして、利用されていることに気が付かないふりをして、それでも自分で考えることが大切だと思うのです。

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その時代によって、正義は違うことは分かる。

戦時中のことを考えると、妄信的な国民が悪かったのではないかとわたしは思う。そのように教育されていたのだから仕方ないのかもね・・・。であれば、敗戦後であっても戦争を支持する人はもっと多くなければおかしい。

8月15日を境に、国民の意見が正反対に変わってしまったように私には見えた。本当は、多くの人は「戦争は間違っている」と思っていたのに、言えなかったのかな。現在はその風潮が完全になくなったのかな。

群集心理が戦犯なのかなと思う。群集は分かりやすいものに流される。それは歴史が証明しているんだって。

平成の終わり、子供たちへの教育は「教える教育」から「考えさせる教育」に変わっていくって知った。

一人ひとりが考えれば、ヒステリックな群集心理の影響力は減るでしょう。冷静な話し合いをする(意見交換・議論をする)という教育が根付けばもっとよい社会になるのではないか?

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毎年、8月15日は敗戦記念日(終戦記念日)として戦時中の様子などが流れ、暗い気持ちになるけれど、毎年この日だけは平和について自分について考えるよいきっかけだと思う。

わたしは、どの時代に生まれても、”その他大勢”が出兵したりそれを見送るような悲劇がない社会がいい。

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。農業経営アドバイザー試験合格者。認定経営革新等支援機関。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。