30.10.4 今月はまだ数日であるが、電話が数件。
1、1本目の電話
電話は急に鳴る。事業をしていれば、ウキウキして出るよね。
電話は言う。「税理士名簿を見てお電話しました。登戸近辺で税理士を探しておりまして」
なんとー!そういうの待ってた。税理士ってだけで仕事が来る的なタナボタ的なやつ、従業員の時に想像していた世界が、今実現したァ!と小躍りして続きを聞く。
TEL「いえ、弊社が税理士先生を探している訳ではなく。税理士先生をお探しの方がいまして」
TEL「業種や状況により、色々であることは充分承知しているのですが、登戸近辺の顧客は、何件ほど受けていただけますか?」
ぬ?何件受けられるのかってどういう意味?へんだなぁ。
TEL「弊社はOA機器をリースしている会社でして、クライアントの税務顧問を受任していただきたいのです」
なんだ、紹介業者さん的な感じだなぁ。手数料は不要というけど、どういう触れ込みで税理士を紹介しているのかが大事だよね。格安税理士を紹介、とかって謳われているなら、客層がマッチしない。そもそも、価格帯が合ってない。
TEL「先生の事務所へシステムの説明にお伺いしますので、日程調整を」
いやいや・・・・。早い!受けるとは言ってない!
TEL「担当に代わります。いいですね?代わります。」
結局、断ったけれども、テレアポだけ外国に外注しているんだなぁ。TELさんは、突っ込んだことを聞くと答えられない。
電話口の方が詳細を知らないのは、印象がよくないよね。
(30.10.6追記。土曜日に電話が再度あり、近くに来ているから今から行くという営業さんからの電話があったという・・・大至急断った。もはや必死過ぎてコワイ。)
2、2本目の電話
電話は急に鳴る。事業をしていれば、ウキウキして出るよね。
電話は言う。「B社と申します、検索を上げて云々」
あの、私はインターネット広告などに力を入れていませんので、結構です~
TEL「広告ではなくSEO対策の云々」
あの、私はインターネットに力を入れて、集客いませんので結構です~(SEO対策はやらない方針)
TEL「〇〇というワードで検索してもらえますか」
TEL「え、インターネット環境はありませんか?」
ええとー。検索は致しません。
・・・なるほど、こうやって検索させるんだ。知らない人から何らかをさせられるというのは、強引な感じで割と不愉快だなー。
3、3本目の電話
電話は急に鳴る。事業をしていれば、ウキウキして出るよね。
面識のない鑑定士さんから。
TEL「相続案件も受任されているのですよね。相続税の土地評価、広大地について平成30年に改正がありました」
ええ、そうですね。そういえば。
TEL「税理士さんは勉強不足な方が多いです」
はぁ、そうですか
TEL「譲渡の時に損させることになり」
ぬ?取得費を引き継ぐから、相続税にしか影響されないと思うけど?ちょっと分からない。私の聞き間違いかな?
TEL「相続税申告後の更正の請求を専門にしている税理士が」
まぁ、更正の請求はリスクがないから。
・・・結局、どういう話だったん??
広大地評価って(今は名前が変わって地積規模の大きな宅地、と改名した)500㎡以上の土地の場合には特殊な計算がありえるから注意せよってことなんだけど。今のところ、実務では出会ったことがない。
従来の広大地評価は、ふわっとした範囲だったので、鑑定書を付けていた申告書を見たことがある。(私は担当してなかった)裁判などで否認されたりした。やったもん勝ちみたいなところもあったんだ。
「税理士は勉強不足だから鑑定士が教えてやる」って切り口は反感をかうんじゃないかなぁ。税の専門家は税理士だけども、鑑定士業界では、何か新しい動きがあるのかしらん?
こんど、勉強会で一緒になった不動産鑑定士さんにお話ししよ~っと。
4、まとめ
売り込みというものは難しく、敷かれたレールに乗るのが好きな人と私みたいな事業主とでは感じ方が違うのかも。
電話で知らない人にいきなり行動を命令されるのは非常に抵抗感があるよね。テレアポで、「明日は何時が空いてますか」とかいう営業トークがあり、それ言われたら速攻で切る!
効率性追求で(特に成約率で報酬が発生する場合には)とりあえず強引に話を進めてしまうという傾向があるんだと思う。会社のイメージが悪くなるのに。
鑑定士さんからの電話で分かったけど、たくさん売り込むのもイマイチなんだな~っていうことが分かった。士業は、へりくだると何でも言うことを聞くと思われて、そのあとの仕事に支障が出ちゃうから、営業が難しいね。
相手の気持ちを尊重しないと、仕事がつまんないし、相手を知るには時間がかかる。
営業は、なかなか難しい。