損益計算書とは?なんぼで売ればいいか

31.4.18 価格設定をどうするのか?適正な値決めのためも、面倒くさい帳簿、がんばろう!

損益計算書とは、儲けの金額を計算した書類のことです。

決算書というグループの中に、損益計算書(儲けの計算)と貸借対照表(今あるカネの計算)という書類が存在する感じ。

決算書と損益計算書の関係

・帳簿は歯磨きと一緒。めんどう

経費のレシートが溜まりに溜まり、うんざりするけど頑張ろう。税金計算の際に、ちゃんとレシートをとっておいてよかった、そう思えるから。(歌謡曲の歌詞みたいに言いました)

経費と言えば。昔は領収書が推奨されていたのかもしれませんが、今は多くの税理士はレシートを推奨していると思われます。何を買ったのか分かるレシートの方が説明がしやすいのよね。

売上げと経費の計算は、儲けを把握するために大事!売上げだけに税金がかかったら大変なので、経費を正しく計上して経費性を主張し、正しい税金計算をしたいのです。(ひどい帳簿だと、経費が認められないということもある。税金、払い放題。)

分かっていても「税金計算のために帳簿をつけるなんてブツクサ」という気持ち、私は事業主になってとてもよく分かった・・・。

しかし、歯磨きと一緒で、帳簿も習慣になれば大丈夫よ!

・データを活用できる

なので今回は、売上げと経費をいちいち項目に分ければ、売値を決める時に役立つからね!という励ましの記事です。

計算書類など、何回見ても覚えられないという事業主さん!別にいいんだよ。数字は単なるデータです。どう利用するかが大事!

・価格の決め方~損益分岐点~

商品を販売する商売の方は、価格をどう決めたらよいのか?

例えば、紫のバラを1本売る場合、その紫のバラの仕入金額に「ちょっと」上乗せして売るよね。

紫のバラ1本の仕入金額が100円だったら、いくらで販売したらよいのか?

過去の損益計算書を分析すれば、傾向は見えてくるよ。

「社長、仮に年間で紫のバラを1万本売るとしたら、最低でも120円で販売しないと、損しまっせ」とか、税理士が言う。

その最低価格の120円より高く売りたいよね。

・価格の決め方~経営戦略~

市場動向やライバル店の動向などを加味して、100円で仕入れたら、例えば40%「上乗せ」しようとか、一律50円を上乗せしようとか、過当競争の商品販売から撤退して他の商品を主力にするとか、速水真澄に営業をかけようとか、戦略を練ることが出来る。

向ヶ丘遊園地跡地の生田バラ苑♡

 

 

・未来設計~拡大・転換・撤退~

このように、帳簿つけを頑張って「わたしだけ」のデータを活用して、戦略的な価格決定をしましょう!

売れば売るだけ損、みたいなことを回避しましょう!事業の拡大や撤退・方向転換も視野に入れられる。

現状の数字と照らし合わせつつ、これからの経済を読む!

・・・今回の励まし記事で、めんどうな帳簿処理も少しは「しょうがないかなぁ」と思っていただけたかしらん?

おや、なんか久しぶりに税理士のブログっぽいこと書いた気がする!

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。農業経営アドバイザー試験合格者。認定経営革新等支援機関。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。