2019.7.22 梶ケ谷の川崎市の農業振興センターへ。都市農業のお勉強。濃かった!血肉になりました。現場の生活している人の声って貴重だよね。
1、農業振興計画の会議へ
川崎市では、農業について年に2~3回、農家さんと農業関連の人々とで会議を行い、「これからの川崎の農業、どうしていこっか!」を議論しているらしいです。
川崎市HPにも、ちゃんと議事録があります。
川崎市HPより 川崎市農業振興計画推進委員会について → http://www.city.kawasaki.jp/280/page/0000075911.html
これね!読んだら、「傍聴人2名」て書いてある訳。だから、私も傍聴できるんじゃないかと!ホラ、善良な川崎市民だから、善良なっ。(なお、わたしは傍聴マニアではありません。)
前回は7月10日に都市農業研究会のみんなで話を聞きに行きました。
過去記事はこちら → https://mina-office.com/2019/07/11/kawasaki-nogyo/
ので、場所は分かっている!
今回は、ちゃんと建物の写真を撮ってきたよ。JAビルを借りているらしい。
裏手には、農地があるんです!しかも、向ヶ丘遊園行きのバスまであり、「おのでら、傍聴に来なよ♡」な環境は満載なわけですよ。行くっきゃないよね。(誰も待ってない)
2、市街化区域農地と調整区域農地
さて、会議の内容は議事録の公開を待つこととして。
農家さんのリアルな声を聞くことが出来たのが、本当によかった。
そして、今回は第1回目なので、役所側が詳細な資料を用意して委員の皆さんに説明していたの。
ちゃっかり傍聴している私にも聞こえるわけでして、「ほぉ~。へぇ~」と思いながら聞く。
農地についてもざっくり説明がありました。私の解釈は以下の通りです。
市街化区域の農地のうち、生産緑地法の適用を受ける農地が70%ほどとか。結構少ないね。生産緑地法指定の農地は、とあるタイミングであれば市場に売却できるので、売ればかなりのお金になるのです。
一方、調整区域の農地は、農地法の制限により農家さん相手にしか売却できないのです。(現実的には売買がないのでしょう)だから、ず~っと換金性がない、と思ってていいのかも。つまり、田舎の農地と同じ扱いで、畑作放棄地になりやすいのね。
・・・わがまち、川崎市の調整区域農地は、町田市や稲城市と隣接している地域。新百合ヶ丘から電車も通っているのに・・・・。いずれ開発されていけば市街化区域にランクアップする可能性ってあるのかしら。これから人口減少時代、農地を残そうって時代になっているいま、都市計画的には、あんまり可能性がないのかしら。
3、会議傍聴のゆるふわ感想
農家さんだけではなく、地域の人が参加しているので、それぞれの視点から農業についてのお話をしているのがよかったわ。
すっごいな~川崎って自由だなとか思う。
議長は、大学の教授が行ってくれたのであるけれども、
「農地には公的な面と私的な面があります」
「川崎の農地は、市街化区域と調整区域と両方あるため、どちらの議論なのかが混在しがち」
とのお話が印象的でした。
農家さんの意見は色々あって、詳細に記事にするのは議事録が出てからにするけど、「事業承継」の話題が多かった。う~ん。コレだ!っていう解決案ってないのよね。しかも農業独特の縛りがある。んむむ。でも、わたしは考えたい。
だって、多摩川梨をずっと食べたいの!
4、川崎市の農作物の紹介
農業振興センターは川崎市が運営しているのであるが、多摩区に農業技術関連の施設があるんだよ。そちらにも行かなくては。
そちらで開発しているのか、話題に上がった農作物を紹介しておきます。
唐辛子、ならぬ「香辛子(こうがらし)」という新しい唐辛子の香りがいいヤツを発明したらしく、試食していたわ。私もちゃっかり便乗したけど、香りがいい!そんなに辛くないね。子供には無理だけど。
のらぼう菜の開発もしたらしいけれども、東京都下(日野市?)に先を越されているらしい。
川崎市と言えば梨なのですが、さほどの話題にならなかったね。多摩川梨は、売り切れるので、市場に出回らないのです。だから、販路に困ってないってこと。
川崎市では、明治大学の先生が採りっ切りアスパラを開発し、川崎市の農家さんたちが販売しているらしいヨ。
麻生区黒川の「セレサモス」で販売しているので、サテ行ってみるかな、と思ったところ、水曜日は定休日でした。
5、税務連絡協議会をさぼってごめん
税理士会の支部では税務署のニューフェイス(7月に人事異動で顔ぶれが半分くらい変わる)役職と連絡協議会と日程がかぶってしまい。
税務連絡協議会の方をサボったのであるが、今回の都市農業関連の会議傍聴は本当に、本当に勉強になったよ。