正月はゴーストタウン@コンビニ百姓一揆考

2020.1.1 コンビニが旗振り役となり、「正月くらい休ませろ」な百姓一揆論調が流行ったのが2019年末。そして2020の正月、まちはガラーンとしている。お店が開いていない街は暗いね。

さみしい。(´;ω;`)ウゥゥ

(事務所の下のセブンイレブン、ほんといつもありがとう)

・短期的利益追求

正月の人手不足は分かるけど、そればっかじゃないよね?

利益率が低いから閉めたいのもあるよね?

そういうビジネスモデルはあるけど、多数の消費者相手のビジネスは、短期的な利益を追い求めると逸失利益が出ちゃうよ。

いつも開いてる安心感がブランドなので…

登戸駅前のセブンは閉店してたみたいで、ATMやトイレや防犯といった社会インフラ的な役割はどうなっていくんだろう。

始めるときは勝算があると思うんだよね。やってみて、コスパが悪い・事情が合わないと思うと止めちゃう。

いつだって、当てにしている消費者が割を食うのかもしれない。

もしくは、消費者が消耗させているのかもしれない。

・大学生はバイトしろ

正月に限らず人手不足って若い子の安い労働力が不足したことにもあると思うんだよ。昔の大学生って、バイトが当たり前だったけど、今は実家から通うので大学生バイトが減ったのかもね。

学校の勉強ばっかりが勉強ではないよ。バイトで社会性を身に着けるがよろしい。

わかいやつらは正月はコンビニやら居酒屋で働けよ!バイト仲間とシフト明けに常連客の悪口言い合って憂さ晴らしをする。たいへんな思いをして稼いだ金でスキーにでも行ってきなさい。

働く喜びってあると思うんです。わかいやつらを甘やかすな。労働者は、わきまえるべし。

・コンビニ百姓一揆

環境によって、コンビニの24時間営業が厳しいのが分かった。すべてお揃いにすべきとは思わない。

コンビニだけでなく、事業は社会的責任もあるので、店主の気分次第で開けたり閉めたりすることが難しい事業があるよね。コンビニの場合、フランチャイズ料金みたいな元締めに上納する金額と命令が重たすぎるのも悪いと思うけど・・・・。

年貢のせいで貧困にあえぐ農民ってやつだ。江戸時代的な。

こうして、コンビニ店の24時間営業イヤだ事件、百姓一揆が起こったのです。(といっても一部のオーナーだから百姓一揆は大げさ)

・環境の変化への適合

こういった社会インフラ的な事業は、大企業のような体力がある組織体でなければ存続が難しいのかもしれない。大企業でないと難しい事業があるからといって、2020年税制改正大綱にある、通信業者に対する所得控除を許しているわけではありませんが・・・。

大企業がFC店や下請けをメインにして、直営店をしないのは、儲からないからでしょうか。

もし、バイトが潤沢にいればオーナーはこんなに困らなかったんでしょう。もし、店舗を本社の事情で無計画に増やさなければ、オーナーはこんなに困らなかったんでしょう。

環境が変化した時、対応するまでのモラトリアム期間を凌ぐためにはどうすればいいのでしょう。ギブアップするタイミングは、今日の自分では分からないわけで。

コンビニの統廃合や深夜営業の時間短縮なども行われるんだろうなぁ。治安悪化が懸念され、ますます都市部への居住集中が進む。地方経済が疲弊して税収の取り合い合戦が進む。

悪循環の特効薬、今日の自分では分からないけど、探せば見つかるかもしれぬ。

年初に静まり返ったまちを歩き、本年も地方経済を考えながら都会で暮らします。

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。農業経営アドバイザー試験合格者。認定経営革新等支援機関。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。