過度な権利主張は日本にそぐわない

2020.11 日本は災害が多いので、他国よりも「たすけあい」が美徳とされます。自分の権利ばかり主張する人は、協調性がないと判断され不利になりがち。

高度な人間社会をおくる私たちは、「本日のメシ」のために争うと「来年のメシ」を与えられないかもしれないと危惧するべきですよ。

日本は国土が狭く一極集中なので、ロシアの「ダーチャ」のような「都会人のための畑」制度は難しいでしょう。

(ロシアには、スターリン時代に自給自足を目指して、国民からの”ダーチャ申請”があった際に、申請者に国有地が畑としてあてがわれたらしいです。詳しくないけど。)

地方では、ムラ社会が存在し、協調性に欠ける移民者が根付くには時間がかかるらしいです。ムラ社会ですから、そうあるべきです。地元民が歩み寄る必要は無い。

日本は自然が多いので、災害が多いです。災害があったとき、みんなで助け合わないと全滅してしまう。「自分が、自分の!」とばかり主張する人に、とっておきの隠れ家を教えたりしないよ。

限られた食糧は、協調性があり将来的な議論が出来る人に優先して渡したい。ワガママな人に与えて独り占めされ、チームが全滅したら困ります。

個を殺すという意味ではないけど、全体の総和を考えて言動した方がいいなと思うの。

自分の主張を一切しないというのも、信頼構築に時間がかかるし利用されるだけになってしまう。

なかなか、「権利主張のほどよさ」加減は難しい。周りの反応を見ながら空気を読み、許容範囲を探していく・・・・という高度な判断力を培う必要があります。

欧米では権利主張をしっかりしているのだから~という論調を真に受けてはいけません。ここは島国・日本です。

投稿者: 小野寺 美奈

税理士。農業経営アドバイザー試験合格者。認定経営革新等支援機関。相続診断士。FP。 川崎市・東京多摩地方を中心にした、地域密着・現場主義。 税務の記事はご自身で税法を確認されるか個別に有料相談に来てくださいね。